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Category Archives: ブルベアFX

相場の記憶


ポンド/ドル 日足

相場には記憶がある。重要な抵抗、支持ゾーンやポイントをきちんと覚えており、またその記憶で市況を左右するケースが多い。

目先のポンド/ドルの日足に鑑み、また重要な水準に戻っていることが分かる。4月の高値、一旦「ダブルトップ」を形成していたから、その後の反落や再度切り返し、そして高値更新を持って6月高値をもたらしたことがすべて記憶されてきただけに、目先の水準が重要な分水嶺と化す。

換言すれば、相場に記憶された重要な水準でおるだけに、早期ブレイクできるかどうかはもっとも注目されるポイントである。目先の水準に留まれば留まるほど、再度抵抗ゾーンの存在を証左、6月の高値更新自体が「ダマシ」となる可能性を強化しよう。反面、この記憶されるレベルを早期突破できれば、ブル基調の一段加速に繋がり、6月高値の再打診に道筋を付ける。市況は如何に。


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信憑性を確かめる


ユーロ/ドル 4時間足

プライスアクションにおけるサインが非常に有効であるが、「ダマシ」と化す場合も多い。その信憑性を確かるために、ほかのテクニカル指標と合わせて考えるのが一手。

リアルタイムリーの実例として、目先のユーロ/ドルの4時間足をみてみよう。直近の一本罫線が「スパイクロー」のサインを点灯、同サインがホンモノの確率が高いではないかと思う。

詳細な検証を省くが、大原則としてやはり他の指標との融合性や総合関係で考えること。この例で言えば、大型「トライアングル」の上放れ、そしてその後押しに当たり、元抵抗ラインを支持ラインと化したところ、
またGMMAと一目均衡が示した支持ゾーンの打診と合致したところが大きなポイントであろう。市況をフォロー、また継続的に取り上げてみていきたい。


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クロス円上昇は豪ドル/円が牽引?

50万人超の死者を出してもなお、新型コロナ感染は世界規模で一段と拡大し続けている。

 米国は新規感染者数が1日5万人にのぼり、日本でも緊急事態宣言が解除されて以来の記録を更新、このままでは再度、緊急事態宣言が出されてもおかしくないほど、まったく油断できない状況だ。

 対照的に、厳しいコントロールを敷く北京の状況は改善されつつある。人権無視と言われる厳格な措置があっただけに、中国は今回の大災難を作り出した張本人(国)にもかかわらず、コロナショックに最も対応できた国だと言える。

 実際、IMF(国際通貨基金)の予想では、今年(2020年)、主要国の中で唯一プラス成長を保てる国は中国のみで、そのほかは軒並み撃沈し、マイナス成長を強いられるということだ。

 感染者数はともかく、コロナ死者数を比較的抑えてきた日本は深刻な景気後退に見舞われ、「打たれ弱い」経済構造を抱えるがゆえ、コロナショック前の水準に戻れたとしても、2024年を待たなければならないということが日本政府の試算でわかってきた。

 さらに、北京を含め、現在の状況を第2波と認定できるかどうかは非常に微妙だ。実際のところ、厳格な定義においては、第2波ではなく、まだ第1波の延長にあり、本格的な第2波は秋冬にやってくる上、より感染力が強く、より毒性が強くなると言われている。これが仮に事実となれば、防疫体制において中国の優位性が一段と鮮明になり、日米の景気回復が一段と遅れる可能性が大きい。戦後最大の危機は、まだまだ続くことを強く意識しておきたい。

■「リスクオフの円高」終焉の本質的な理由とは?
 ところで、金融相場は総じて緩和政策に支えられ、日米株は共に高値圏での保ち合いを維持している。米株第2四半期のパフォーマンスは、事実上、過去最高と言われ、ナスダック総合指数は史上最高値をたびたび更新している。3月に時価総額の4分の1を失ったばかりだったことを考えると、隔世の感さえ覚える。

続きはそちら


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「ダマシ」の理解


ユーロ/ドル 時間足

昨日ユーロ/ドルは安値をトライしてから一転して大きく切り返し、「フォールス・ブレイクアウト」のサイン(緑矢印)を点灯した。「フォールス」とは「ダマシ」なので、下放れ(ブレイクアウト)自体が騙しであったことを示唆。

「ダマシ」の本質は重要な抵抗や支持ゾーンの確認であり、また「騙された側の手仕舞い」でより確信できるサインと理解していいでしょう。今回のケースは明らかに重要な支持ゾーンの再確認を果たし、時間足における「スパイクロー」の罫線に加え、前後の組み合わせ(明けの明星)やその後のブレイクに鑑み、テクニカル上の蓋然性を一層高まる。重要抵抗だったことを示す「スパイクハイ」(青や赤の矢印)のブレイクも確認されたところもポイント。


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サインの融合


ユーロ/円 日足

本日ラジオ番組でユーロ/円を取り上げたから、もう一度視点をまとめてみよう。以下のポイントをご参照

まず、GMMAの長期組(鯨、赤)が拡散している状況で短期組(鰯)が接近していたが、目先また離れてる傾向におることを挙げられる。

次に、短期組(鰯、青系)における最短MAと最長MA線の関係、再度強気序列(要するに短いほど上)に転換していること。

最後に、Aの大陽線は「強気リバーサル」のサインを点灯したからこそ、短期組と長期組の打診を阻止したこと、そしてBの「スパイクハイ」の高値が再度更新されたことに
注目すれば、地合いの好転が推測される。もちろん、200日線(緑)の支持の確認も見逃せない。


106関門前後は肝心

ドル/円 日足

ドル/円は取り合えず106関門を守った。下回れば変動レンジの下方修正をもたらすから、守れるかどうかは重要であろう。

3月における大型V字型反騰、3月10日の大陽線(1)で始まり、同日高値は105.92だったことに鑑み、3月12日(2)の「星線」の形成やその後13日の本格的なブレイク、
そしてブレイクした後数日罫線の実体部分は共に106関門前後に集中したことが新たな変動レンジ(上値余地)が示唆されたことは明らかであった。

故に、5月安値も同関門前後に留まり、再度切り返しを果たし、6月高値につながったたわけ。支持ゾーンとして当面106関門前後の役割を重視、守れば大型保ち合いに留まるでしょう。

反面、3月高値は2月安値より低く、6月高値も110のブレイクを果たせなかったから、トレーディングサイクルでみるとトップ自体が低下する傾向にある。下放れがあれば、一旦103~104円台の下値ゾーンをトライしてもおかしくなかろう。値動きを丁寧にフォローしていきたい。


6月22日(月): 金融市場の重要な指標発表

金融市場における日々の重要指標のスケジュールを掲載しています。
発表内容によっては為替相場が動きますので事前にチェックしておきましょう。

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6月22日(月): 金融市場の重要な指標発表

23:00 EUR(欧) 6月 消費者信頼感(速報値)
前回 -18.8  予想 -15.0

23:00 USD(米) 5月 中古住宅販売件数 [年率換算件数]
前回 433万件  予想 420万件

23:00 USD(米) 5月 中古住宅販売件数 [前月比]
前回 -17.8%  予想 -2.3%

 

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サインに従え

重要イベントの前におけるテクニカル上のサイン、付いていけるかどうかは往々にして躊躇するものだが、相場の真実として当方は一貫して「値動きは先、材料は後に付いてくる」と提唱してきた。先週FOMCや英選挙、また米中関税引き上げの有無など重要な材料があったものの、為替市場は総じて前をもってメインシナリオのサインを灯し、またそれに従うのが正解であった。先週のレポートをもって説明したい。原文は以下の通りだが、配信時刻にご注意。

「オポチュニティ 豪ドル/ドル・蓋然性2」2019/12/11 21:55 配信

豪ドル/ドル 日足

12月6日レポーtの続きで豪ドルの強気サインが再度点灯している。前回の既述の通り、4日陽線以降罫線された「インサイド」のサイン、本来上放れ果たすべきだったが、昨日の陰線や一時0.68関門割れで大きな「ダマシ」のサインとなった。

同「ダマシ」は前記「インサイド」に対する一時の下放れであったが、目先昨日高値を更新、昨日の下放れ自体のダマシを証左したのみではなく、6日にて指摘した蓋然性、即ち豪ドルの強気トレンドの継続を一段と証左。

RSIなどオシレーター指標、一目均衡やGMMAのおけるサインなど総合的に考えれば、FOMC待ちとはいえ、足元はロングの好機とみる。10月高値のブレイクを有力視。

「オポチュニティ 豪ドル/円・総合的証左」 12月12日(木) 22:23 配信

豪ドル/円 日足

豪ドル/円はブル基調へ回復してきたとみる。目先新たなサインを点灯させ、同蓋然性を強化、これから11月高値75.69のブレイクを目指すでしょう。

11月14日大陰線やその後(11月29日まで続く)形成された「インサイド」のサイン、上放れを一旦果たしたものの、3日(黄矢印)の「スパイクハイ」のサインをもって再度調整ありと示唆した。その結果、4日(緑矢印)の安値トライや同日「スパイクロー」のサインをもたらしたが、試練はなお続いていた。

10日(赤矢印)の安値73.80は一時4日安値73.87を下回ったものの、高く大引け、「ダマシ」の疑いがもたらされたわけ。昨日に続き、本日の続伸は3日高値を一時更新、前記「ダマシ」(フォールスブレイクアウト)を証左したからこそ、前記「インサイド」の上放れが一層証明されたわけ。結構試練が続いてきたので、ここから上昇モメンタムの加速が想定され、200日線を乗せてから更なる上値志向を強める公算。

現時点のチャートは以下の通り:

豪ドル/ドル

豪ドル/円


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