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Category Archives: ブルベアFX

恒例の点検

恒例として、ドル/円と豪ドル/円のポイントを点検しておきたい。


ドル/円 日足(@IG証券)

先週小幅続伸、連続三週の陽線引けをもって地合いの改善を示唆。

日足では、昨年12月高値から「下落ウェッジ」のフォーメーションを形成してきたが、3月28日の大陽線をもって上放れを果たし、先週の続伸につながり、底打ちの可能性を暗示。3月26日の強気「リバーサル」のサインが効いた結果として108関門手前に迫った値動きに、3月28日の大幅上昇のみではなく、同線から4月4日まで続く「インサイド」の形成またその後の上放れも支えたとみる。

もっとも、108関門以下に抑えられるのも当然、9月8日安値が示した「フェイクセットアップ」のサイン、翌日の陽線の安値は108.16だった上、2月21日の戻りも107.90で終わっていたから、108関門前後は一転して抵抗ゾーンと示す。但し、先週の引け値が107.30を上回った以上、戻しのモメンタムを暗示、切り返しの拡大につながるはずで、108関門~同半ばの抵抗ゾーンを再トライの公算。半面、先週指摘した通り、107.30~107.90といった抵抗ゾーンの打診、その下限の打診があっても、上限を一気に上回れるかどうかは流動的で、仮に一時のブレイクがあっても忽ちブル基調に復帰するとは限らない。

シリア空爆や米中貿易戦争の行方、更に安倍政権支持率の低下などリスクオフの外部要素が多く、108関門回復するまで時間がかかり、また場合によっては一旦「押し」を果たして再度下値固めしてから出直す、といった市況も想定されるでしょう。105.50~106.50は当面のサポートゾーン、「深押し」できない限り、3月におけるドルの底打ちは否定されないでしょう。この意味では、再度反落があれば、切り返しにおける途中のスピード調整と見なし、再度下値固めしてから108関門~同半ばのメイン抵抗ゾーンを果たす見通し。

108.85以上の引け値があれば、ブル基調への復帰を示し、一段と上値余地を拓くが、目先は時期尚早であろう。IMMにおける統計では円売りポジションがほぼ解消されたところ、「ミセス・ワタナベ」らの逆張りポジション(円売り)の解消に時間がかかるか。但し、諸ネガティブな材料を克服、108.50以上の値動きがあれば、ドルの底打ちは「ホンモノ」と見なせる。


豪ドル/円 日足(@IG証券)

先週大幅続伸、連続三週の陽線引けをもって週足における「インサイド」の上放れを加速した。

先週指摘した通り、先々週の上放れがすでに確認されたことで、幾分上値余地の拓きが想定されたから、最大4円台半ばへの反騰余地といった推測だったので、先週の84関門打診はサプライズではなかった。この意味では、先週の反騰が大きかったものの、あくまでスピード調整で、基調の修正には程遠い。

というのは、2017年4月安値を割り込んだ以上、変動レンジの下方修正がすでに行われ、基調の修正がない限り、先週の値動きを過大評価すべきではないでしょう。換言すれば、レンジの下方修正を否定するにはハードルがかなり高いと見なされる。既述のように、日足では、3月13日の「スパイクハイ」のサインは2017年11月安値と合致、戻りの限界を果たしたサインと化して、「フェイクセットアップ」、即ち新たな下落波を開始させたサインと認定されたから、84.60以上の引け値がなければ、従来の見通しが維持されるでしょう。また既述のように、2017年4月安値の割り込み、またそれ以下の終値を確認した以上、新たなレンジ変動が想定され、2017年11月安値から今年1月高値までの変動幅の「倍返し」で測る場合、80関門割れが射程圏に収めるから、目先なお有効であろう。

米利上げ継続で、30年ぶりの米豪金利逆転につながり、豪ドルの優位性が大分なくなり、豪ドルの弱気変動が想定されやすく、ドル全体(ドルインデックス)の切り返しがあれば、却って豪ドルの弱気変動が鮮明になってくるといったシナリオも我々が繰り返し指摘した通り、当面ベアトレンドの継続を有力視。米中貿易戦争緩和の兆しで豪ドルの反騰が先週にて加速されたが、長く続くかどうかは疑問。ドル/円やそのほか主要クロス円において1月から大きく円高の方向に大きく振れてきたが、IMMにおける円売りポジションの削減と違い、日本個人投資家らはむしろ逆張りに徹し、逆張りの円売りポジションを膨らんでいる模様で、外貨安で主導する円高の進行が確認できれば、これから一段と下値打診につながるでしょう。今週も84円台に留まる場合、再度頭打ちを果たしやすいか。

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高値追い

高値追いを避けたいといった「教科書的なアドバイス」は多いが、肝心のところ、やはりトレンドに関する判断にあるではないかと思う。

高値追えないと思った場合の多くは、大分切り返しまた上昇してきたから、高値摘みされる恐怖心に由来するもの。しかし、トレンドが継続、またモメンタムが継続される場合、現在の高値がこれからの安値になるケースも多いから、高値かどうかに関する判断、実は容易いものではない。大分上昇してきたからこそ、トレンドが明白でまたモメンタムが強まる傾向にあるから、「高値追い」こそ正解の場合も多い。

とはいえ、一発的な水準の判断は難しい。高値追いにもして、やはりある程度のレンジを想定した上でエントリーすべきだ。要するに、エントリーの回数を複数にし、タイミングを分けてその平均的なコストを図ることだ。最近「ブルベアFX通信」が出したストラテジーには、ポンド/円のケースは好例であろう。エントリーを記したチャートは以下の通り、いつものように、矢印が指しているところは配信する時刻で、エントリーやエグジットの水準ではないので、ご注意。


ポンド/円  時間足(チャートは本日作成)

「高値追い」の根拠は、エントリー当日(11日()のレポートをもって開示していたので、下記の原文をご参照。


ポンド/円 日足(4月11日作成)

ポンド/円は基本的ユーロ/円より一歩先に行き、またリバウンドの基調をより確実にしてきた。従って、昨日の続伸は当然の成り行き、また151.96に大引けしたところが示唆に富む。

もっとも、先週にてすでに3月28日高値150.60のブレイクを果たし、またGMMAにおける「トビウオ」のサインを点灯、MACDの強気サインと共に続伸を示していた。週明け以来の続伸、特に昨日の大幅続伸はその一環と見なした
場合、少なくとも短期スパンにおいて押し目があれば拾いたいところだ。

その確認として2月21日罫線高値を上回ったところも大きいでしょう。同日罫線が「スパイク」のサインを灯した上、同日高値は2月高値を起点とした全下落幅の半分戻しと整合的、ブレイクを果たしたことで一段切りかえしの継続を示した。

昨日の大引け、実は1月30日安値と合致、同日罫線が典型的な「スパイクロー」のサインを点灯し、またその後の高値トライに繋がっただけに、一転して戻りの抵抗として参考ポイントとなっていた。同安値の打診、また大引けをもって
戻りが「ホンモノ」だけではなく、更なる上値余地が示唆される。実際、全下落幅の61.8%の反騰位置は目の前、152.18/20前後を突破できれば同76.4%の153.88も射程圏に収めよう。

2月8日は典型的な弱気「リバーサル」のサインを灯し、また典型的な「スパイク」だったから、152.18/20の突破があれば、同日高値の154.03まで大した抵抗が存在しないことも確認できる。従って、切り返しの基調が保たれる公算が
高く、短期スパンに限って押し目買いのスタンスで臨むべきであろう。

現時点、ポンド/円は一時153.84まで上昇しているから、154関門(ターゲットの上限)を達成する見通しだ。達成できない場合、本日安値をポジションスクウェアの基準とすべきであろう。換言すれば、現在記録している安値152.58を下回れば、ロングポジションを手仕舞いすべきである。もちろん、153.50~154.00というターゲットゾーンにおいて、ポジションの決済も分けてエントリーと同様、分けて行うべきであるから、154関門の打診なしならロングポジションの決済なし、という話はない。同じ意味合いにおいて、市況次第、154円関門以上への利益を伸ばすことも可能であろう、上値余地がある限り。市況はいかに。


リバウンド

ドル/円と豪ドル/円をフォローしておきたい。米中貿易戦争緩和の兆しがあったものの、シリア情勢緊迫で相場もやや迷う気味だが、総じてリバウンドを果たしている。


ドル/円 日足(@IG証券)

先週続伸、107.50の打診をもって地合いの一段改善を示唆。日足では、昨年12月高値から「下落ウェッジ」のフォーメーションを形成、先々週にて上放れを果たし、先週の続伸もあって一旦底打ちを証左。

3月26日の強気「リバーサル」のサイン、結果的に底打ちの役割を果たさせたのは3月28日の大陽線のみではなく、同線から4月4日まで続く「インサイド」の形成またその後の上放れがあったからこそ、同サインの蓋然性が証明されたとみる。この上、3月13日罫線は「スパイクハイ」を点灯、同日高値の107.30までメインレジスタンスゾーンとして意識され、先々週の高値を押さえていたが、先週にてブレイクが確認されたわけだから、ここから切り返しの余地を一段と示す。

もっとも、昨年9月安値が示した「フェイクセットアップ」のサインがもっとも重要だったので、同安値を下回った以上、今度は一転して抵抗となり、2月21日戻りの限界が同抵抗ゾーンを確認、107円台前半~同後半の抵抗を示し、目先なお有効だと思われる。半面、先週一旦107.30のブレイクを果たし、同抵抗ゾーンの下限の突破を示し、切り返しの拡大を暗示した。ゆえに、107.30~107.90といった抵抗ゾーンの打診、その下限の打診があっても、上限を一気に上回れるかどうかは流動的で、仮に一時のブレイクがあってもなお頭重いでしょう。

108円台前半~同半ばはその上の抵抗ゾーンとしてなお健在、続伸するには外部環境の改善が不可欠である。シリア情勢緊迫に日本の政局不安など外部要素が芳しくないが、それでも106半ばを維持できるなら、底打ちの蓋然性を高める。


ドル/円 日足(@IG証券)

先週小幅続伸、3月第三週や同第四週で形成された「インサイド」の上放れを示し、幾分上値余地の拓きを示唆。82関門の回復をもって戻りの勢いを示し、理論上、83円台後半~84円台半ばへの反騰余地を拓いてもおかしくなかろ。

もっとも、2017年4月安値を割り込んだ以上、変動レンジの下方修正がすでに行われ、先週の続伸があっても途中のスピード調整と見なされるから、過大評価すべきではない。既述のように、日足では、3月13日の「スパイクハイ」のサインは2017年11月安値と合致、戻りの限界を果たしたサインと化して、「フェイクセットアップ」、即ち新たな下落波を開始させたサインと認定されたから、先々週からの反騰があっても、ベアトレンドはまだ途中、修正的な反動があっても長続きせず、ここからは正念場である。

既述のように。2017年4月安値の割り込み、またそれ以下の終値を確認した以上、新たなレンジ変動が想定され、2017年11月安値から今年1月高値までの変動幅の「倍返し」で測る場合、80関門割れが射程圏に収める。米利上げ継続で、30年ぶりの米豪金利逆転につながり、豪ドルの優位性が大分なくなり、豪ドルの弱気変動が想定されやすい。

一方、米中貿易戦争緩和の兆しがあっても豪ドルは目先切り返し、ドル全体(ドルインデックス)の下落もあって目先リバウンド継続されやすいことも念頭におきたい。リバウンドという位置づけでは、ドル/円より豪ドル/円のほうが鮮明なので、仮にドル/円の底打ちがあっても、豪ドル/円におけるベアトレンドの修正には至らないでしょう。市況はいかに。

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正解だった

1日の投稿(サインの解釈)にて原油(WTI先物)高に懐疑的、そして英株の下げ止まりを見込むいくつのサインを解釈していたが、更に効いてきた模様だ。フォローは以下の通り:


WTI原油先物 日足(@IG証券)

原油の下落は著しい。前回指摘したレンジの下放れを果たし、またプライスアクションにおいて連続した弱気「リバーサル」のサインを点灯、「ダブル・トップ」の蓋然性を強めた。

従って、3月27日の弱気「リバーサル」のサインを重視した場合、安易なロングポジションを取らずに、また4月2日の同「リバーサル」がサポートゾーンの割り込みをもたらしたから、ショートポジションを取る根拠となっていたでしょう。4月5日の「リバーサル」は元サポートゾーンを一転して抵抗ゾーンと確認させ、その後の大幅下落につながったわけなので、来週も下値打診を見込めるかとみる。先週サインの解釈が正しかったわけだ。


英国FTSE100株価指数 週足(@IG証券)

米中貿易戦争の拡大などいろんなリスク要素があったが、英株は結局続伸していた。RSIで測られた強気「リバーサル」のサインが有効で、また効いていた以上、これから底割れのリスクが低下されたでしょう。

プライスアクションの視点では、やはり「インサイド」の上放れが先週にて確認されたところは大きい。同サインが「ホンモノ」なら、これから切り返し自体が紆余曲折でも継続されよう。7400前後はメイン抵抗、回復するまで時間がかかるが、先週の見方が正しかった以上、早晩トライされるかとみる。市況はいかに。

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見方維持

3月29日本ブログの見方(点検のポイント)は維持される。ポンド/円にしても、ゴールドにしても、点検したポイントはなお有効でまた一層効いているといえる。


ポンド/円 週足で(@IG証券)

繰り返し指摘してきた抵抗ラインの役割、先週でも確認されたわけだ。同ラインの打診、連続三週と数え、また陽線引けの切り返しも連続五週間続いてきたが、それでも上回れなかったから、一層役割が大きいとみられる。


ポンド/円 日足(@IG証券)

日足でみると、抵抗ラインは継続して日々線の頭を押さえ、また日々線が同線に沿って繰り返し試してきた経緯が確認できる。2月高値を起点とした全下落幅の半分反騰位置をすでに到達していることに鑑み、ここから早期抵抗ラインのブレイクを果たさない限り、そろそろ切り返しの終焉が想定されるかとみる。


スポット 金 日足(@IG証券)

ゴールドは伝統的なリスク回避先としてその役割を果たしているかどうかは見方が分かるところだが、高値圏で推移していることは確かだ。しかし、米中貿易戦争やら米株急落やらのリスク要素が満ちる環境においてせいぜいレンジ変動に留まるところも見逃せない。1300ドル~1350/60ドルのレンジが打破されるまで次のステップを推測しなくてよいかもしれないが、早期抵抗ゾーンのブレイクなしでは強気変動の一段強化にならないことも確かであろう。換言すれば、トランプ政権主導の政治、政策不確実が市場に大きなマイナスをもたらした目下でもゴールドが上値ブレイクできないなら、一旦状況が緩和さればそのモメンタムを更に失っていく公算は高い。こういった視点をなお大事にしておきたい。市況はいかに。

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陳満咲杜


基調の確認

3月27日アップしたドル/円と豪ドル/円のアナリシスをフォローしていきたい。米中貿易戦争の広がりが見せる中、円高の勢いがむしろ一服しているようにみえ、前回指摘したポイントはどうなっているかと確認しておきたい。


ドル/円 日足 (@IG証券)

前回指摘したように、日足における「下落ウェッジ」というフォーメーションが重要であった。同フォーメーションの上放れが確認された以上、基調が改善され、リスク要素が満ちる局面でも週明け以来の続伸を果たしたわけだ。

先週指摘した通り、そもそも先々週104円台の打診自体、米中貿易戦争の勃発で世界株式市場が大きく下がり、リスクオフの円買いも一段と進み、当然の成り行きだったと言えるが、株式のパフォーマンスに比べ、ドル安・円高のモメンタムは比例して強かったとは言いきれず、下げ止まりの可能性も暗示されていた。ゆえに、先週の反騰はその延長線また結果だったと見なし、整合性が示された。前記「下落ウェッジ」の上放れがあった以上、諸リスク要素を織り込んだ可能性が大きく、これから安値更新のリスクが低下されるでしょう。

3月13日罫線は「スパイクハイ」を点灯、同日高値の107.30までメインレジスタンスゾーンとして意識されたが、昨日のブレイクで一段と基調の好転を暗示。一方、昨年9月安値が示した「フェイクセットアップ」のサインがもっとも重要だったので、同安値を下回った以上、今回は一転して抵抗となり、2月21日戻りの限界が同抵抗ゾーンを再確認していたこともあって、107円台前半~同後半の抵抗、引き続きメイン抵抗ゾーンとして意識。換言すれば、107円台半ば~108関門前後といった目先の抵抗ゾーンは健在、更なる反騰余地は同抵抗ゾーンの試しやブレイクが前提条件となるはずだ。が、こういったメイン抵抗ゾーンのトライがあれば、ドル/円の底打ちを一層暗示されよう。


豪ドル/円 日足(@IG証券)

ドル/円につられる形で、今週の豪ドル/円も切り返しを果たし、また82円台前半をトライしているが、大きな内部構造として先週と大した変わりがないでしょう。一方、先々週高値に接近、ここからブレイクを果たした場合は幾分切り返しの余地を拓けるかと思う。

とはいえ、切り返しが強くても83円台に留まるでしょう。日足における大型「三尊型」や元変動レンジの「倍返し」が示唆する構造は不変、目先の切り返しを拡大評価すべきではなかろう。

もっとも、2017年4月安値の割り込み、またそれ以下の終値を確認した以上、新たなレンジ変動が想定され、2017年11月安値から今年1月高値までの変動幅の「倍返し」で測る場合、80関門割れが射程圏に収めるから、同ターゲットの達成なしでは本格的な反騰はないとみる。

米利上げ継続で、30年ぶりの米豪金利逆転につながり、豪ドルの優位性が大分なくなり、豪ドルの弱気変動が想定されやすく、ドル全体(ドルインデックス)の切り返しがあれば、却って豪ドルの弱気変動が鮮明になってくるといったシナリオも我々が繰り返し指摘した通り、今週ドルインデックスの続伸もあって、当面ベアトレンドの継続を有力視。

米中貿易戦争自体が豪州商品に対する需要の高まりも想定されるが、商品市場の崩れがすでに確認され、豪ドルの支えにならない、といった見方も不変。更に、クロス円の下落、豪ドル/円がリードしてきた経緯に鑑み、豪ドル/円の値動きは引き続き先行指数になりやすく、ドル/円の底打ちがあっても、豪ドル安主導の下落が進行されよう。1月から大きく円高の方向に振れてきたが、IMMにおける円売りポジションの削減と違い、日本個人投資家らの総計としてむしろ逆張りに徹し、円売りポジションを膨らんでいる模様で、クロス円のほうにより集中されているかと思われる。外貨安で主導する円高の進行が確認できれば、円売りポジションの手仕舞いが想定され、下落トレンドの延長を招くでしょう。この意味では、小幅戻り自体は戻り売りのチャンスが提供してくれている、という見方は先週と同様で、そろそろタイミングが示唆されるでしょう。

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サインの解釈

原油(WTI先物)高に懐疑的、そして英株の下げ止まりを見込む筆者にとって、いくつのサインが証左材料になるから、「我田引水」でありなから、下記のように記しておきたい。


WTI原油先物 日足(@IG証券)

1月高値を超えるかどうかは試金石になることは既述の通り、ブレイクできない場合は「ダブル・トップ」の疑いを浮上させるのも自然の見方。この意味合いにおいて、3月25日の高値打診、また3月27日の弱気「リバーサル」のサインの点灯は「ダブル・トップ」の蓋然性を強め、前兆とも言えるでしょう。一方、3月28日の「スパイクロー」の意味合いをもたらせる陰線、2月26日高値を意識、また明らかにサポートゾーンを示唆していたので、「ダブル・トップ」の判断は同サポートゾーンの下放れをもってはじめて確認されよう。

反対の見方として、早晩メイン抵抗ゾーンをブレイクしていくとみる強気筋にとって、ここからサポートされ、3月27日罫線の意味(弱気リバーサルを否定していくことが前提条件となろう。従って、6370~664070とったレンジ、どちらへ先にブレイクされるかはここからの焦点でまたエントリーの根拠となり得るでしょう。


英国FTSE100株価指数 週足(@IG証券)

既述のように、長い視点や長期サイクルに基づき、英株価は長年の「青天井」を抜け出し、新たな上昇範囲に入った公算が大きい。今年1月高値を起点とした下落、あくまで途中の「押し」と見なす場合、先々週の安値をもってすでに底打ちした可能性が大きい。同見方、先週の陽線引けをもって兆しを露呈、先々週と形成された「インサイド」の上保放れを果たせば一段と底打ちのサインを鮮明化させるでしょう。

RSIのサインも整合性の一環と見なした場合、2016年安値に見比べるとわかるように、「押し」自体が深かったものの、2016年安値より遥かに高いから、対応するRSIの水準は逆に事実上2016年安値の時より深い「押し」を果たしている。これはブルトレンドによく点灯されるオシレーター系の「リバーサル」のサインと解釈され、2016年安値を起点としたトレンドが維持され、また途中の押しがすでに完成されたか、これから完成され、元のトレンドへ復帰するサインとして重視される。換言すれば、2016年安値を起点とした上昇トレンドがなお維持され、これから戻りを果たし、また大分時間がかかるが、高値更新していくことが推測される。市況はいかに。

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点検のポイント

ポンド/円とゴールドの市況をフォローしてきたので、また現状を点検しておきたい。


ポンド/円 週足(@IG証券)

まず注目すべき、また強調してきたポイントは上のチャートで引かれた緑のラインであろう。2016年安値から引かれた元支持ラインが一旦割り込まれた以上、今度は一転して抵抗ラインの役割を果たすから、先々週から同役割がずっと確認されてきた。時間の推移が長ければ長いほど同ラインの役割が増していくので、なかなかブレイクが見られないと頭重くなるでしょう。

更に、先週も含め、目先の高値水準は1月第二週(黄矢印)の安値に合致しているところを見逃せない。同週の日足は「スパイクロー」のサインを点灯していたから、同じく一旦破れると今後抵抗のポイントとして意識され、今週以来の高値も同水準に抑えられているから、ここから早期上回れるかどうかはポイントとなろう。

半面、今週以来の安値は明らかにサポートゾーン(黄)に支えられていることもわかる。頭打ちのサインが有効かどうかを検証するには、同サポートゾーンを再度下回るかどうかをもって確認できる公算だ。


スポット 金(@IG証券)

スポット金は「トリプルトップ」を形成していく可能性がある。その背景には、やはりドルインデックスの切り返しが大きいかと思う。既述のように、昨年年初からほぼ一貫して下落してきたドルインデックスに比例した上昇を達成していない金について、どちらかというと強いモメンタムを確認していない。だから、ドル全体が切り返してくると、むしろ比例して下がりやすい構造にあるから、このポイントを見逃せない。

目先はなお保ち合いの状況におるでしょう。最近はボリンジャーバンドの上限を一旦トライしてから20日線を割り込み、そしてボリンジャーバンドの下限(上下ラインは共に2σ)をトライ、また下限をトライしてから再度20日線を上回り、その後再度上限ラインを打診、といった変動パターンが繰り返しされているから、今度もそのパターンの通りに動くなら目先下値余地あり、という市況が推測される。トレンドレスの状況、打破されるまで同状況を維持してく習性が強いから、しばらく保ち合いの継続を有力視。市況はいかに。

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