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私はアナリストとして業界にデビューして以来、数多くのセミナーで講師をやってきた。そのほとんどが金融業者さんの主催だったが、わずかながら自社（陳アソシエイツ）主催のセミナーも数回（3回）実施した。

そのすべては価値があったと思い、決して参加者の時間を無駄にしたとは思わない。また参加者様から度々「役に立つ」といったお褒めの声を頂き、講師として無上の喜びも味わえた。

しかし、価値があったセミナーが価値を生むセミナーとは限らない、といった思いも次第に強くなっている。業者さん主催のセミナーのほとんどはテーマが指定され、またそれなりの制限もあった。いままで自社で主催した３回のセミナーも特定の手法に拘り、価値を生むかどうかは参加者様次第といった側面が大きかったと思う。

FXスクールジャパンは８月開校以来、実戦に必要な基本的な視点とノウハウをリアルなケース・スタディをもって繰り返し勉強してきた。過ぎた相場から適当に摘出したものではなく、リアル相場に拘った理由はほかならぬ、価値を生む講義を目指しているからだ。こういった原則と原点、今回（９月17日）のセミナーに活かし、参加者様にとって単に「役に立った」のではなく、「利益を生み出す」講義を目指したい。

このような自信、この一カ月ほどFXスクールジャパンの講義をやってきたところによるところが大きいが、根本のところ、そのノウハウのほとんどを書籍にするのが難しく、生きた相場の話でないと伝わらないからこそ、日々のケース・スタディを貯蓄した上で初めて実現可能になったからだ。ちなみに、プライスアクションの話となるが、拙作の「FXプライスアクション 成功の真実」と全く違うアプローチ（公開した音声セミナーをご参照）なので、スクールのために温存してきた真のノウハウと言える上、「門外不出」は大袈裟の表現にはならないと思う。

最後に、価値を生むトレードノウハウを教えるのが容易くできるものではない。何しろ、教師としての優位性、教えれば教えるほど薄まっていくからだ（笑）。この意味では、「本当に教えたくない」というチャッチフレーズもある意味では本音でもある。スクール運営のパートナーに強く要請されたからこそ実現される今回のセミナーだが、パートナーの思いと違って、私は参加者が少ないほうがよいと密かに思っている。村石さん、すみません・・・・。

陳満咲杜

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