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Category Archives: マーケットインサイダー

来年はグローバル経済史上の分水嶺?取引のビッグチャンスとは?

クレディ・スイスのグローバルリサーチチームが早くも2016年の展望を書き出し、来年のビッグチャンスベスト10も発表した。

同チームは「来年はグローバル経済史上の分水嶺になるだろう」と指摘、「世界主要中央銀行政策が史上最大の相違を生み出す上、構造上の問題と正常なサイクルモメンタムがお互いに衝撃し合うからだ」との根拠を述べた。


【動画】 ドル円・「インサイド」の示唆

 

今回は、メールマガジンのコンテンツ『マーケット・インサイダー by 陳満咲杜』から、動画【ドル円・「インサイド」の示唆 】を公開します。


今だからこそ反対意見を聞くべきか?

昨日米10月雇用統計を受け、ウォール街は一斉に12月利上げ観測に傾いた。来年3月の予測を前倒し、米年内利上げに修正した銀行に、バークレイズ、ソシエテ・ジェネラル、TDセキュリティーズなど大手が名を連ねる。スイス銀行とゴールドマン・サックス、そしてRBCキャピタルマーケッツは予想維持した形で12月の利上げを強調した。


ドラギ議長、イエレン女史の株を奪った?!

バークレイズの調査では、毎日1.3兆ドルの取引高を誇るユーロ/ドル市場では、トレーダーらはイエレンFRB議長ではなく、ドラギECB議長の発言からヒントを見つけようと躍起になっている様子が浮かび上る。

バークレイズは10月22日~29日をかけて、ヘッジファンド、ファンドマネジャーやトレーダーら651名からアンケートを取ったところ、
ECB政策がユーロ/ドルの値動きにもっとも重要な要素だと約半分の方が語り、9月同じ調査より、同比例が30%上昇したという。因みに、バークレイズはEU為替市場におけるシェアはトップクラスである。


ゴールデンアイ・金から為替を見る

10月上旬から金は急伸し、金市場に希望を与えたが、先週FOMC後、再度失速、市場関係者をがっかりさせた。

近年、各国中央銀行の買い入れが金市場にとってよい材料になるはずだが、金の値段を押し上げるに大きな力を発揮したように見えなかった。


誰も彼もユーロを売っている?!

先週ECB金利会議後、ドラギ議長のQE拡大示唆を受け、マーケットは急速かつ強烈なユーロ売りに傾き、ユーロのショート筋が捲土重来の勢いだ。為替変動をヘッジできるETFに取引が殺到し、アメリカだけで同ETFが6億ドルの資金を吸い込んだ。この一週間、ヘッジファンドなど機関投資家がユーロ売りの急ぎ、ユーロショートポジションの増加率、記録を更新したという。


明日黒田さんは動かない?!

FOMCのタカ派スタンスを受け、ドル指数は昨日2か月半以来の高値を記録した。今日午前中、ドル全般が堅調に推移するなか、ドル/円のみ一時急落した。これは、日本の経済指標が市場予想よりよかったことが、ドル売り/円買いを招いた。根本のところ、指標がよいから円買いといった単純なロジックではなく、明日の金融政策決定会合を控えて、日銀追加緩和の思惑後退に繋がったわけだ。


ヘッジファンドが裏目に出た?

米CFTC10月23日発表した統計では、ヘッジファンドらは先週にて米ドルロングポジションを3分の1程度削り、2014年8月以来の低い水準に落としていた。
CFTC、20日までのポジションを集計したところ、ドルのネットロングポジションは46008枚と数え、メキシコ・ペソを含む計8つ外貨に対する総計となる。