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ダマシほど重要なシグナルはない?

米10月雇用統計後、ドル高のトレンドが鮮明になってきた。

前回PAの視点をもってドル/円を見ていたが、定石なら、週足にも通用するはずで、ドル高の蓋然性をドルインデックスの週足にて確認しておきたい。

paドルインデックス  週足

2015年3月高値からドルインデックスは頭打ち、反落して大型保ち合いを形成した。同保ち合いのフォーメーション、トライアングルと見做す場合、8月24日当週の週足が「邪魔」になってくる。何が邪魔かというと、やはりその長い「脚」、つまり週足の実体部分を除いた値幅の分がトライアングルの「枠」からはみだしていたからだ

当然のように、トライアングルの規定、2月24日当週以降の8週~9週間の値動きもその一部に入るため、事後的な考えだといった反論も容易に推測できる。問題は事後的でもよいので、同トライアングルの成立やその上放れがドル高の蓋然性を説明していることを強調したい。

更に、邪魔になっている8月24日当週の週足自体がプライスアクション(PA)で言うと「フォールス・ブレイクアウト」(詳細は前回の記事をご参照)のシグナルに当たることが重要だ。6月安値を一旦切ったものの、当週の終値が高く引いていたので、トライアングル内に収まったことでフォーメーションの継続のみではなく、その後の上放れを示唆していたと言える。

勿論、こういった見方、足許の値動きに鑑み、すでに後の祭りに見えるが、ここで強調したのは、トライアングルの上放れがもたらしたドル高、ホンモノの可能性が高いことであり、出遅れたかそうかは別問題である。

換言すれば、8月24日当週の週足、PAの視点からみると、一旦「ダマシ」のサインを点灯していたからこそ、大型保ち合いの上放れがホンモノである蓋然性が高く、また上値トライのモメンタムを維持できるだろうと思われる。フォールスとは「ダマシ」のことであるが、このように、重要な高、安値水準に対する一時の切り込みのみではなく、フォーメーションに対するダマシ的なブレイクも後にシグナルとして重宝される。ダマシほど重要なシグナルはない、といったところか。

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陳 満咲杜

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