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碁の世界と共通

15日安値118.04を付けた後、ドル/円は切り返しを展開してきた。「ブルベアFX通信」も切り返しの可能性と余地を指摘し、以下のレポートを配信していた。

2015年10月19日 16:55配信

本日のチャート  ドル/円  リバウンドの余地

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15日安値118.04を起点とした切返し、目下進行中で、短期スパンに限ってなお進行中の公算が高まる。同見方、上のチャートをもって説明したい。表示されるように、118.04を起点とした反騰子波、5波構造を持つ推進波と数えるから、先週末高値119.66を第3子波のトップと見做す。この場合、明らかに第3子波の延長が確認され、本日ザラ場安値119.13を起点とした上昇、同序列における第5子波の起点と数え、まず第1子波と同様な値幅が期待される。この場合、119.86前後が第1ターゲットと見做され、また延長される可能性に鑑み、一旦120関門の打診があってもおかしくなかろう。当然のように、同推進波としての構造が成立すれば、上の序列におけるカウントも修正され、調整波自体の拡大が想定される。・・・・・・・・・・クロス円との整合性もあって、切返し継続の蓋然性が高いと視る。円売りの一服が確認される以上、反動的な円安が続く可能性が大きい

 

以上の分析、短期スパンに限った上、ウェーブカウントに基づいて推測していたが、根本的なところ、もっとシンプルなアプローチと相俟って、初めて可能になったわけだ(ウェーブカウントもその後修正されていた)。それは他ならぬ、日足におけるプライスアクションの視点だ。

拙作「FXプライスアクション成功の真実」に書かれたPA(プライスアクション)定石のひとつ、フォールス・ブレイクアウトというパターンがあった。イメージは以下の通り

2015-10-27 21-16-32

2015-10-27 21-16-33

2015-10-27 20-56-41日足

ドル/円の日足でみると、8月25日、9月4日や10月2日(黄色矢印で表示)の安値がほぼ同じ水準に揃い、メインサポートゾーンを示していたが、15日(緑矢印で表示安値が一旦大きく下放れしたものの、終値のほうが高く引き、同メインサポートゾーンの上に大引け、フォールス(要するに“ダマシ”)ブレイクアウトのサインを点灯したわけだ。故に、リバウンドの余地が見做され、時間足にて細かいウェーブカウントができた上、どんどん切返しの余地を上方修正できた。レンジ上限の121前半までの上昇は勿論想定範囲、最大122関門手前までの切り返す余地も覚悟しているところ。

細かいテクニックについて、今度皆さんと一緒に勉強していきたいが、ここで強調しておきたいのが、定石という言葉が碁の世界から来たように、我々は相場の世界においてもパターン化された値動きの「癖」を繰り返し認識し、その鑑別能力を身に付ければ、一見複雑な局面でも余裕をもって対応できる。碁の達人は定石形成の途中でも潜在意識をもって事前認識できるように、相場の達人はパターン形成途中の値動きから気配を読み取れるほどだ。ここまで達するには勿論容易ではないが、日々鍛錬していけば、碁の段位が高まっていくように、相場における実力も確実に強くなっていく。この意味では、相場の段位制を作ってみたいもの。

陳 満咲杜

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