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豪ドル円 プライスアクションの視点(8/15)

今回は、8月15日にブルベアFX通信で配信した、豪ドル/円のレポートを公開します。

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豪ドル/円  日足

アナリシス:先週保ち合い、再度陰線引きしたものの、高値圏での変動に留まり、中段保ち合いの様子を強化した。もっとも、7月15日高値81.51を起点とした下落、スピード調整の側面が大きく、先週の値動きもその一環と見做す。英EU離脱6月23~同24日大波乱、23日高値81.57から一気に72.18を打診、ドル/円と同様、値幅が激しかっただけに、7月高値まで反騰してきたこと自体が自然の成り行き、また一旦限界を果たしたと見る。

大局観では、3月高値86.70を更新できず反落してきた時点、ベアトレンドへ復帰したと見做されたから、6月末豪ドルの急落が当然の成り行きだった。従って、7月15日までのリバウンド、過大評価すべきではない。その上、1月高値の86.37、3月高値の86.40が形成した「ダブルトップ」に対する「フォールス・ブレイクアウト」、即ち一時の高値更新が「ダマシ」であったことが確認され、同サインをもって、2月安値を起点とした戻り、ベアトレンドへ復帰したと認定したことから、2月11日罫線が示していた「ピンバー」のサインが逆に「アンカー」の役割を果たし、豪ドルのベアトレンドを導いたわけで、同トレンドの進行が過激だったとしても行き過ぎとは言えない。

更に、6月23日の高値トライも同じく「フォールス・ブレイクアウト」のサインを点灯し、16日安値75.57割れをもって同サインの蓋然性を証左、72円台の打診があっても目標が達成されたとは言い切れない。反面、ドル/円次第、早期底打ちの可能性も完全に否定できず、より鮮明なサインが灯されるまで性急の判断を避けたい。

先週の保ち合いは我々の想定範囲、また一時79関門手前に迫ったことに鑑み、76~77円台といったサポートゾーンを再度キープできれば、また反騰の余地を拓くでしょう。8月2日安値76.41を下回らない限り、6月安値を底とする反転パターンの形成もあり得るから、目先トレンド進行の判断を一旦保留。レンジ取引の継続を。

陳満咲杜
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