【メルマガ読者限定】「効かない」節目の示唆
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ドル/円 時間足
ドル/円 時間足
夏バテの商い薄か、為替相場における変動率が高まっている。ドル/円の時間足を観察すれば、所謂テクニカルの「節目」が「効かない」現象が生じたことが分かる。
時間足におけるメイン抵抗・支持ゾーン、チャート上に緑をもって表示させ、A、B、C、Dをもって4回のブレイクを表示した。4回のブレイクを鑑み、A、Cのブレイクは大部底打ちのパターンを形成してから上放れを果たしたことに関して、B、Dの下放れはほぼ一直線で、下放れの基礎や前兆をあまり見せなかったことが一目瞭然だ。
経済指標の不芳を受けた値動きとはいえ、メイン支持ゾーンの一直線の下放れがロング筋の損切りを示唆していた。抵抗ゾーンの上放れがショート筋を踏み上げた側面もあったが、上放れのパターンや基礎をきちんと形成してから上放れを果たしたので、どちらかというと現実的な動きだと受け取れる。
対照的に、下放れを果たした場合、ほぼ一直線となり、ロング筋の損切りがメイン的な要素だったと推測される。こうなると、商い薄の中、ロング筋のストップが連鎖的に引き起こされ安く、必ずしもショート筋の新規参入がもたらした値動きとは限らないことも推測される。
こういった推測に基づき、ドル/円の不安定な値動き、俗論と違って実はショート筋が支配的になっていない可能性があるかと思われる。何しろ、上放れには「土台」があり、下放れには「土台」がなかったから、底割れされ回避できれば、ドル/円がなお上放れの志向が強いのでは。市況はいかに。
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