豪ドル/ドル　　高値トライの構造

ブルベアＦＸ

今回は、8月9日にブルベアFX通信で配信した、豪ドル/ドルのレポートを公開します。

豪ドル/ドル　　日足
豪州利下げ後、豪ドル/ドルはむしろ堅調な推移を見せている。直近の値動きに鑑み、上のチャートで表示している日足の意味合いを注目していただきたい。

１は７月27日、同日は大きな値幅を伴い、安値をトライしたか、高く大引け、「星線」に近い形で「リバーサル」か、「アウトサイド」のサインを点灯していた。その後、同日安値ではなく、同日の高値をブレイクしていたので、足元の堅調をもたらしたと見られる。

１に加え、２の8月2日や３の8月8日、日足では共に「リバーサル」のサインを点灯、２のほうがより大きな意味合いをもっていたのも明らかだ。現在の焦点はこれから上昇波継続の有無にあるが、総合的に見ると高値トライの蓋然性が高いと思われる。

何しろ、前記サインのほか、５月安値0.7145を起点とした上昇、三つの変動周期と分けられ、ほぼ同じ変動リスクをもっていたことを確認できる。前二個の「ライト・トランスレーション」を鑑み、今回位置する第3の周期（サイクル）の同じく強気のトランスレーションを示す公算が高く、この場合、高値更新や７月27日安値を起点とした上昇波の延長がむしろ自然な成り行きだと看る。7月高値0.7676のブレイクがあれば、上昇波延長のサインとみなす。