ポンド/円 プライスアクションの視点
今回は6月10日に配信したブルベアFX通信のポンド/円レポートを公開したいと思います。
3週足におけるプライスアクションはポンド/円のベアトレンドを示唆している。
先週の足形が決定的な役割を果たしたとみられ、今週の値動きを含め、これから同指示通りの展開が予想される。
先週163.87まで上昇したものの、大幅反落、過去4週間よりも安く大引けしたことに鑑み、典型的な「リバーサル」を示唆する足形であった。同足型、実は「フォールス・ブレイクアウト」と「フェイク・セットアップ」の両サインを重ねているから、より重要な意味合いを持つと思われる。
「フォールス・ブレイクアウト」とは重要な抵抗(或いは支持)ゾーンを一旦突破したように見えたものの、結局ダマシであったことを指す。4月末高値を一時ブレイク、また164関門手前におけるメイン抵抗ゾーンに迫ってから大幅反落したことに鑑み、同サインの意味合いが強烈であった。
また、3月以来の高値を更新してから前記のように5週間ぶりの安値大引けもサインを点灯、「フェイク・セットアップ」、即ち高値トライがダマシであったこと、また反落をもって下方トレンドがセットアップされたことが示唆された。両サインの点灯に鑑み、ポンド/円のベアトレンドが有力視される。
その上、チャート上表示されたように、4月安値を「本尊」とした「逆三尊」の成立も先週の高値トライによって一時成立したように見えたものの、結局幻であったことが証左され、これから「本尊」破り、即ち安値更新していく蓋然性が高まる。今週の高値も先々週安値の水準に留まり、新たな抵抗ゾーンとして意識されるから、これから売られやすい展開と見る。
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