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本日を含め、後3日間で今年は終わりだが、気を緩めない通貨があれば、円の他あるまい。何しろ円安が連続四年続くかどうかはこの数日のパフォーマンスで決定される上、もっとも輝く外貨であるかどうかも決定されるからだ。

現時点、ドル/円の年足、星線の形を示し、年初始値とほぼ同じ水準にある。今年のドル高基調を反映し、これでも主要18外貨のうち二番目のパフォーマンスを達成しており、首位のスイスフランに続いている。

日本以外、欧米系を中心にディーラーの多くが休暇中であるが、リスクオフのムードが高まれば円買いが生じやすいと市場関係者が指摘する。円の買い戻しが続ければ、連続四年の円安ばかりか、今年陰線引けで連続三年円高の局面もあり得ると囁かれる。

現在の水準なら、今年の変動率は1992年以来の最低記録となろう。因みに、1992年の変動率は僅か0.03％、過去三年間円安の平均変動率は少なくとも11％に達した。

マーケットはなお日銀の量的緩和策(QQE3)を期待しているが、不確実性が高まっている。ECBも日銀も市場との対話に失敗していると多くの市場関係者が指摘し、政策のアナウンス効果の著しい低下がマーケットの疑心暗鬼をもたらしたと思われる。市況は如何に。

陳 満咲杜

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