君子豹変?! モルガンスタンレー、来年円の上昇に賭ける
モルガンスタンレーは2016年、円のパフォーマンスに賭けている模様。ドルより円の上昇が早いと予測、ドル/円は従来のターゲットである125円を改めた。
同行は来年ドル/円のターゲットを115円に据えた。
これは市場のコンセンサスと異なる。ブールムバーグの調査では、多くのアナリストは126円程度の円安を見込んでいる。しかし、同じブールムバーグの統計によると、60余りの銀行のうち、モルガンスタンレーの為替予測は一番精度が高く、無視できない存在。
モルガンスタンレーは米短期金利の上昇があってもドル/円が小幅高に留まったことを指摘、経済見通しに自信を示す日銀が更なるQE策の発動に消極的で、インフレターゲットの達成時期が後ズレになるだろうと予測した。その上、GPIFの海外投資減少も円にプラス、クロス円を含め、円が強くなるだろうとも予測した。
「市場は日銀の緩和姿勢を過大評価しており、日銀が転向する可能性を殆ど織り込んでいない」と為替ストラテジー部門主管のHans Redeker氏が指摘する。
「G10通貨の内、円がもっとも割安で歴史的低い水準にある。故に、円のパフォーマンスが皆さんの想定より遥かによいでしょう」と同行のIan Stannardが言う。
モルガンスタンレーが11月29日発表したレポートでは、来年におけるポンド/円、スイスフラン/円のショートを奨励している。モルガンスタンレーと近い立場のシティはユーロ/円のショートを奨励している。
対照的に、野村やBNPバリバは円の見通しに弱気だ。野村証券は来年130円、BNPパリバは年内に126円達成かと予測していた。
陳 満咲杜
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