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規則正しい変動

ドル/円と豪ドル/円を引き続きみてみたい。まずドル/円だが、昨日米国務長官解任で折角切り返したところ、やはり一旦頭打たれ、目先軟調な推移を余儀なくされている。


ドル/円 日足(@IG証券)

ところで、本ブログ先週の投稿でも書かれた水平線を観察すれば、明らかに昨日の高値はそのうちの一本に合致していたことが分かる。上のチャートで示したように、A、B、Cと指した安値から引く水平線の延長線であったが、昨日の高値はCから引かれた一本の線に拒まれたと言える。

Cは昨年9月8日の安値だった。既述のように、同安値の打診やその後の切り返しで「フェイクセットアップ」のサインを点灯していたから、昨年11月高値をもたらしたわけ。ゆえに、同安値は非常に重要で、また一旦割り込んだ以上、現在のように抵抗と示すのも当然の成り行きだ。この意味では、昨日米サイドの材料、あくまで「神の見えざる手」によって作れたのでは、と思うほど「タイミングが良すぎた」。

そして、2月21日切り返し高値、明らかに昨年4月安値(A)から引かれた水平線を意識していたようにみえる。1月初頭からほぼ一貫して急落してきただけに、仮にドル/円の底打ちがあっても、戻りが弱くまたモメンタムが弱いことも「普通のケース」だと思われる。切り返し自体が紆余曲折になる可能性が大きいというか、ところところかつての重要安値の水準を意識して「節目」が作られているから、あくまで下げ一服しか判断できないでしょう。ブル基調の回復どころか、下落トレンドに対する修正も大した進行が見られないから、107円台前半~108円台後半といった厚い抵抗ゾーンの打診やブレイクがあっても時間がかかるかと推測される。

同抵抗ゾーンを上回れない限り、日足における「ダブル・ボトム」の形成、また同フォーメーションの形成をもってベアトレンドの終焉といった判断はなお性急であろう。こういった目線でこれからの市況をフォローしていきたい。


豪ドル/円 日足(@IG証券)

前回では大型「ヘッド&ショルダーズ・トップ」のフォーメーションを指摘していた。そのフォーメーションの指示に沿った話なら、これから一段と下値余地を拓く公算が大きいでしょう。一方、先週の切り返しや昨日までの戻りも理解しやすかったではないかと思う。

なにしろ、上のチャートに記しているように、Aは2016年6月と7月高値で形成された「ダブル・トップ」の位置、その後ブレイクされたが、2017年4月安値(B)によって再度確認されたわけで、サポートゾーンとしての役割が増していた。だから、先週同水準を一旦トライ、下放れできなかったからまずリバウンドしてくるのもほぼ「教科書通り」であった。

同じ視点では、昨日の高値もわかりやすかったでしょう。2017年5月高値(C)~2017年11月安値(D)を連結した水平線はまず重要な抵抗を示すから、一回のトライでうまく上放れできないケースが多いから、今回も然り。換言すれば、戻り余地の開拓、昨日高値をブレイクできるかどうかは焦点である。重要な水準であっただけに、戻りの限界を果たした可能性にも警戒しておきたい。反面、重要な水準だからこそ、上放れできれば、これこそリバウンドの強さを証明、幾分戻りの余地を拓けると思われるから、ロング派でもブレイク待ちというか、ブレイクのサインなしでは性急な行動を取れないでしょう。市況は如何に。

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陳満咲杜



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