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トレンドフォローの極意

トレンドの転換を狙うより、トレンドをフォローしていくほうが確率高いと言われる。何しろ、トレンドが一旦始まると、トレンドを修正しようとする値動きの大半が失敗する運命にあるから、こういった「逆張りの失敗」を見極めれば、トレンドに沿った取引に恵まれるケースが多いからだ。「ブルベアFX通信」2月のストラテジー(クロス円)をもって説明したい。


ユーロ/円 日足

ポンド/円 日足

豪ドル/円 日足

上のチャートに記しているように、主要クロス円は下落途中において、揃って「スパイクロー」の罫線を形成していた。「スパイクロー」は日本的な言い方は「たぐり線」で、終値が安値より高く、実体部分が比較的に小さい罫線である。下落一服とも解釈されるが、往々にして支配する勢力の「手仕舞い」によるものだ。下落トレンドなので、支配する勢力は間違いなくショート筋なので、ショート筋の買い戻しに過ぎなかったと推測される。

この場合、幾分戻りの余地があるものの、戻りがあってもあくまでトレンドにおけるスピード調整なので「戻りの失敗」を確認できればトレンドフォロー、即ちショートを仕掛けしやすかった。トレンドは維持され、またトレンドが下向いている以上、「スパイクロー」の意味合いは「底打ち」ではなく「アンカー」として値段を引き下ろす存在になるからだ。また、「スパイクロー」のサインが「否定」され、つまり安値更新があれば、一段と下落加速を意味するから、下放れ後安値追いも一手と考えられた。戻りの限界を示したのが「スパイクハイ」であったり、弱気「リバーサル」のサインだったりして、何等かのサインが点灯され、かつトレンドに沿った方向におるなら、従うのみでよかった。
この場合、前のサインと逆だったが、トレンドに沿っている以上、ストラテジーの根拠になり得る上、トレンドと逆のサインが「否定」されていくことがストラテジーに取り込むことも大事であった。

実際のストラテジーは以下の通り。注意していただきたいのは、表示しているところは配信時刻における値動きであり、またリバウンドの可能性や余地を逆計算して、2回分けってエントリーしようとしていたこと。この場合、リスクの許容範囲に、あらかじめ2回のエントリーやその平均コストを入れなければならない。


ユーロ/円 時間足

ポンド/円 時間足

豪ドル/円 時間足

ちなみに、2番指値はあくまで変動率の拡大に備えた「保険」なので、必ず約定するとは限らない上、約定できないほうがトレンドの進行を示唆するから、今回のように2番指値がすべてキャンセルされたこと自体は望ましい。
更に、トレンドが続く限り、リスクを常に圧縮(ストップの下方修正)した上、ターゲットの下方修正を行うのが望ましい。トレンド・フォローの極意はそこにある。この意味では、今回のストラテジー、ポンド/円と豪ドル/円のターゲットを伸ばせなかったことがやや残念であったといえる。日々是鍛錬!


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