プライスアクションの視点=豪ドル/円
陳満咲杜です。
今回は11月13日朝に書いたブルベアFX通信の中から豪ドル/円のレポートを公開します。
豪ドル/円 日足
アナリシス:先週再度陰線引け、先々週の「星線」と「インサイド」を形成、相場の「節目を引き続き示唆。9月高値を起点とした下落波の延長が確認され、先々週安値更新の有無が焦点になってくる。割り込めば8月29日安値85.69へ逆戻りが想定され、更なる安値打診も覚悟。この場合、10月23日罫線が「リバーサルハイ」のサインとして点灯、9月高値からジグザグ変動構造が構築され、一段と下値余地を深める。一方、下値を守れば、10月10日安値87.25に対する安値更新自体が一時に留まり、「フォールス・ブレイクアウト」のサインが点灯される可能性も。この場合、却って反落の継続性を否定、ここから再度10月23日高値89.42の更新をもってブルトレンドの継続を示し、7月後半から構築されてきた「三尊天井」の疑いを否定する可能性がある。こういった見方、何といっても8月29日罫線が点灯した「フェイクセットアップ」のサインに鑑みるところが大きく、また同サインが否定されるまでブル基調の転換が容易ではない、といった前提条件が付いているから、先々週安値を守れるかどうかは一層重要になってくる。但し、10月安値に対する更新、仮に一時に留まったとしても、10月高値の回復なしでは「ダマシ」のサインとして確認できず、性急な判断を避けたい。もっとも、9月高値を起点とした反落、8月安値85円台へ逆戻りする場合があっても、豪ドルのブル基調が直ちに崩れるとは限らないから、しばらく高値圏での保ち合いが続くでしょう。豪州利上げ観測の後退やドル全体の反騰が豪ドルの頭を押さえ、クロス円としての豪ドル/円の切り返しがある場合、ドル/円頼りの側面が大きく、ドル/円の保ち合いや豪ドル/ドルの弱気変動に鑑み、引き続き下値リスクを警戒する必要があり、ブル基調への復帰は後ずれになる可能性も。更に、時間の推移につれ、早期88関門の回復なしでは段々頭重くなるリスクが大きいから、変動レンジにおける下方修正もあり得る。
陳満咲杜
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