29日配信のブルベアFX通信デイリーより
陳満咲杜です。
昨日北朝鮮のミサイル発射で相場の混乱もあったからこそ、ブルベアFX通信のデイリーが参考になったのではと思いますので、昨日13時に配信したデイリーを公開したいと思います。
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≪ドルインデックス≫
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◆ 昨年11月9日(トランプ氏当選)安値95.89割れをもって年初来下落波の更なる延長を示唆、また下落が加速され、2日安値92.55の安値打診につながった。ジャクソンホール会議後再度安値更新、今朝北朝鮮のミサイル発射で92.17の安値を記録、ここから92関門割れも十分想定される。この場合、我々が繰り返し想定してきた2016年5月安値に接近、といったシナリオが完成され、逆に言えば、ドルの底打ちも近付く。実際、オシレーター系指標が示す強気「リバーサル」のサインが煮詰まりつつ、ここからの下値余地があっても限定されるでしょう。反面、92.70~93.00は一転して抵抗ゾーンとかし、継続的に上回ってこない限り、底打ちの確認は早計。2016年5月安値の91.92の打診や一時の下放れも覚悟するが、行き過ぎたドルの下落、クライマックスの段階におり、逆に何等かの材料によって一転して反発してくる局面も想定、安値圏での反乱に注意。この場合、短期スパンに限って、変動率の拡大でお互い矛盾したサインの点灯もあり得るから、落ち着くまで時間がかかる見通し。
トレンド:ベア モメンタム:強
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サポート 92.05 90.90 89.50
レジスタンス: 92.70 93.00 94.15
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≪ドル/ 円≫
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◆ 4月安値を起点とした切り返しがなお継続、5月高値~6月安値~7月高値~8月11日、18日安値といったリズム変動が大型保ち合いを形成、調整子波に当たる。今朝北朝鮮のミサイル発射で再度安値更新、同変動リズムを打破する可能性を示唆、4月安値108.13に再接近、下放れがあれば、年初来下落の継続が示唆される。この場合、調整波といった位置づけは不変でも106円台の打診につながり、底打ちはその後になる見通し。反面、4月安値割れなしでは従来のカウントを維持、トランプ米政権の不穏や地政学リスクの高まりで「深押し」を果たしたものの、4月安値を起点とした切り返しの構造自体が維持される。故に、目先4月安値更新の有無は焦点、確認される前性急な判断を避けたい。一方、早期110関門の回復なしでは下放れのリスクがくすぶり、ブル基調へ復帰するには、少なくとも短期間ではハードルが高い。ブレイク待ちの状態だが、安値圏での保ち合いが先行され、まず下放れのリスクを警戒。
トレンド:保ち合い(弱含み) モメンタム:強
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サポート: 108.30 107.50 106.22
レジスタンス 109.85 100.70 111.05
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≪ユーロ/米ドル≫
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◆ 年初来ユーロの切り返し、昨年11月9日(トランプ氏当選)高値のブレイクをもって延長され、また大型化され、先週の高値更新につながった。1.2関門のトライは確実視され、更なる上値余地を拓く計算になるが、日足におけるオシレーター系指標が示す「オーバーボート」のサインが煮詰まりつつあり、1.2関門の打診があれば、ロング派にとって目標達成感が強いと思われる。もっとも、年初来の上昇、ほぼ一本調整で進められ、2015年安値を起点とした大型切り返しの最終子波としてすでにかなりオーバーしており、目先の上昇加速はクライマックスの段階を示唆。
従って、1.2関門以上の高値追いに慎重すべきで、むしろ頭打ちのサインの点灯を意識しておきたい。但し、ブルトレンドの強さに鑑み、サインの点灯があっても確認するには時間がかかり、1.1850~1.1900といった目先のサポートゾーンの割り込みなしでは、上昇モメンタムの一服を確認できないでしょう。ゆえに、仮に頭打ちがあってもまず高値圏での保ち合いに留まる公算。もっとも、8月2日~8月17日の値幅をもって「倍返し」で計算する場合、1.2100の打診もあり得るから、目先なお順張りしかできない。
トレンド:ブル モメンタム:強
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サポート: 1.1915 1.1845 1.1750
レジスタンス:1.2000 1.2105 1.2155
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≪ユーロ/ 円≫
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◆ 6月15日の安値打診、5月18日安値122.52を一旦割り込んでいたものの、一転して高く大引け、「リバーサル」のサインをもって調整波の底打ちを示し、4月安値114.79を起点とした上昇波の継続で、ブルトレンドへ復帰してきたことは既述の通り、8月2日の131.40の打診につながったが、なお上昇トレンドの途中と見做す。従って、18日安値の127.56までの反落をスピード調整と見做し、すでに底打ちした公算。同見方、8月16日高値130.40のブレイクをもって確認され、ここから129前半のサポートを守れば、上昇波が継続され、また高値更新につながるでしょう。上昇波の継続、8月高値の更新をもって加速される見通し、133円台~134円台の上値ターゲットのトライにつながるでしょう。反面、ドル/円の底割れ(4月安値)があれば、上昇モメンタムの低下につながるから、再度128円台半ばのサポートゾーンをトライする可能性もある。いずれせに、クロス円をけん引するユーロ/円の上昇トレンドは当面継続され、条件次第一段と弾みがつく見通し。押し目限定なら強気スタンスを維持。
トレンド:ブル モメンタム:中
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サポート: 129.60 128.50 128.00
レジスタンス: 131.40 132.25 133.00
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≪ポンド/米ドル≫
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◆ 6月21日安値1.2588を起点とした切り返しが延長され、1.31~1.32といった高値トライを覚悟、といったシナリオは既述の通り、3日までの高値更新で同目標の上限を達成したとみる。メインシナリオではポンドの切り返し、2016年10月安値1.2026を起点とした大型ジグザグ変動の最終段階、といった位置づけは不変だが、2016年10月安値を起点とした切り返し、大型ジグザグ変動構造と見做した場合、最大1.3687前後の上値余地が計算される。従って、3日高値からの反落、途中の調整子波と見做し、24日の一時1.28関門割れをもってすでに完成されたとみる。昨日や目先1.29関門を回復、地合いの好転を示唆、ここから1.3や1.30前半の抵抗をためすでしょう。1.2695~1.3050はメイン抵抗ゾーン、トライがあっても一気なブレイクはなかろう。が、上値打診後の再反落、下値限定ならポンドの底打ちを鮮明化させ、ブル基調への復帰をもたらすでしょう。当面レンジ変動における上限の拡大を覚悟。
トレンド:保ちあい モメンタム:中
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サポート: 1.2880 1.2770 1.2710
レジスタンス: 1.2850 1.2935 1.3005
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≪ポンド/円≫
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◆ 2016年年末高値148.46から大型保ち合いが形成され、7月高値147.77から最終子波が形成され、また先週の140関門割れ自体がオーバーシュートであることは既述の通り。ここからは一旦底打ちのサインが点灯されても、143関門以上の推移なしでは底打ちのサインを安易に認定できないことは既述の通り、先週のの安値更新は想定範囲。一方、7月11日高値147.77を起点とした下落波、2016年高値から構築されてきた大型トライアングルの最終子波としてすでにオーバーしており、いつ底打ちのサインを点灯してもおかしくないことも我々繰り返し強調してきた通り、24日安値トライしてから反騰、「底割れ」を回避した模様。もっとも、141円台の抵抗は厚く、底打ちがあっても同抵抗ゾーンの上放れなしではなお油断できず、安値再打診のリスクがくすぶる、といったリスクは先週末の既述通り、今朝北朝鮮の地政学リスクで141円台前半の抵抗を確認した形で再反落、安値圏での保ち合いが先行されるでしょう。ドル/円の底割れ(4月安値)がなければ、安値再更新のリスクは小さいとみるが、逆にあった場合一時の下放れが想定されるものの、総じて下値余地限定であろう。6月安値の138円台を「深押し」していく市況はまず回避できる見通し。141円台半ば~142円台前半は当面の抵抗ゾーン、上放れも後ずれの公算。
トレンド:ベア モメンタム;中
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サポート: 139.80 138.60 137.32
レジスタンス:141.35 142.45 143.25
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≪豪ドル/米ドル≫
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◆ 2016年1月安値を起点とした切り返しが続き、3月高値0.7752の打診、またはブレイクがあれば、更に大型化されていく公算が高い、といったシナリオは我々繰り返し指摘してきた通り、2016年4月高値を起点とした大型保ち合いを途中のスピード調整と見做し、同高値のブレイクをもって大型ジグザグ変動構造が一段と鮮明化させられ、上値トライの蓋然性を示唆。5月安値0.7326を起点とした値幅計算では、0.82台の上値ターゲットも浮上、豪ドルの強気変動はしばらく続く見通し。
従って、目先はなお途中、7月27日の「塔婆」風陰線がもたらした反落波、15日0.78関門手前までの打診をもたらした。しかし、既述のように、反落波自体がオーバーシュートの兆しを点灯、またやや下放れの可能性があるものの、基本的には0.78関門前後のサポートを受け、調整子波の早期完成が示唆されたから、16日の大幅反騰につながり、また0.7920の回復をもって底打ちのサインを確認したとみる。先週0.78後半のサポートを再確認したこともあって、ここから再度押しがあっても限定的であろう。0.8関門の回復があれば、上昇波の加速が想定され、高値再更新につながる。
トレンド:ブル モメンタム:中
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サポート: 0.7900 0.7836 0.7800
レジスタンス:0.8000 0.8060 0.8165
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≪豪ドル/ 円≫
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◆ 昨年6月安値を起点とした切り返しが延長され、2月高値88.23のブレイクをもって証左された。まず90関門の打診を目指し、その後90.70のブレイクも想定され、この視点では、7月27日の高値トライ、また一転して反落してきたことがあってもスピード調整と認定、また11日85台前半に延長されてきたが、下値打診自体がオーバーシュート再度底打ちを果たし、反発してくるといったシナリオは既述の通り。従って、11日安値打診した後一転して高く大引け、17日の87円台前半の打診をもたらし、すでに底打ちされた蓋然性を示し、ブルトレンドへ復帰したとみる。但し、17日の弱気「リバーサル」のサインに制限され、87関門前後の抵抗が再確認され、今朝の北朝鮮のミサイル発射もあって一時86関門を割り込み、ブル基調へ復帰する前中段保ちあいの継続が示唆される。但し、11日安値を割り込めない限り、ここからの反落余地が限定的、再度87関門の回復につながるでしょう。反面、ドル/円の4月安値割れがあれば、7月高値を起点とした調整子波の延長を示し、一時にせよ、84円後半の打診もあり得る。ブレイクを確認してからストラテジーを再考したい。
トレンド:保ち合い モメンタム:中
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サポート: 85.70 85.05 84.52
レジスタンス: 87.10 87.55 88.05
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陳 満咲杜
詳しくは投資助言会社グローバルリンクアドバイザーズ株式会社のHPへ
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