ドル円　8月11日安値が目先の節目に

コンシェルジュ-EYES

FXスクール事務局です。

今回はドル円について確認したいと思います。

前回の記事でタイムサイクル分析が4月17日安値から6月14日安値までのボトムサイクルと6月14日安値から形成するサイクルが8月11日の安値でちょうど43日と一致することで、上昇波を形成する時間帯になるとお話しました。
その後、ドル円は上値を試す展開となりましたが、上値では下降傾向にあるＧＭＭＡの長期線に打診するものの、抵抗として上値を抑えられる展開となり、再び下落基調になっています。

8月11日ボトム以降の高値は110.94円と、値幅にして2.20円程度です。
本日の相場ではドルが買われる展開に陽線を形成していますが、ＧＭＭＡの短期線は長期線からかい離傾向にあります。

また、4月ボトムと6月ボトムを結んだ延長ラインを再び下抜けていることで相場の力は下方向に傾いていると云えます。

目先は8月11日の安値108.74円を維持できるか注目されます。
実線とＲＳＩが逆行現象を演じていることは相場の反転時期が近付いているというサインにもなりますが、反転上昇が現実のものになるにはまず、実線がＧＭＭＡの短期線を回復することを確認する必要がありそうです。

週足チャートによるボトムサイクルを考慮すると、7月11日高値114.49円がトップとなる可能性が高まっていることで下値を試す傾向になるだけに、仮に終値ベースで8月11日の安値108.74円を割り込まなかったとしても当面はレンジ相場を形成する可能性が高まりそうです。
その場合のレンジ幅としては108円台後半から最大で114円台前半の範囲内での動きが想定されそうです。

FXスクール事務局