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ビジネスとしてのFX取引(5)

ビジネスモデルとしていろいろあるが、概ね薄利多売型と高付加価値型と分けられる。ビジネスとしてFX取引に取り込んだ場合、どちらを選ぶべきでしょうか。

薄利多売なら、所謂デイトレード、ないしスキャルピングにあたり、高付加価値なら、スウィングトレードのほうが適切であろう。トレーダーの性格や手法によって一概に言えないが、一般論、或いは原則論として初心者に高付加価値の追求をお勧めしたい。

なぜなら、リアルビジネスと違って、FX取引における薄利多売は、薄利が保障されるわけではなく、またその薄利を得る度に元本の損失リスクがあるからだ。その上、多売しなければ薄利を得られないから、リスクを蒙る回数も必然的に増やされ、結果的にオーバートレードになりがちだが、個人投資家にとって、オーバートレードは実に致命的で、もっとも回避すべきものである。

問題の本質を説明するため、やや違う視点で見てみよう。スナイパーと機関投資の喩話だ。

先日WEBセミナーにてシンプルトレードのメソッドを紹介したところ、視聴者から以下の質問をいただいた。「この方法で相場に臨むと、取引回数が限定され、ちょっとつまらないのでは」という。

一見取引回数の問題だが、本質では利益の問題となる。なぜなら、パフォーマンスがよければ、取引回数の少ないほうがコストなどの面で有利だから、文句を言う方がいないはずだ。言い変えれば、取引回数云々よりも、市場における価格変動をできるだけ把握し、利益獲得のチャンスとして利用したいから、紹介したメソッドではその大半を見逃してしまうではないかという懸念であろう。

しかし、個人投資家が目指す姿を想像しておけば、おのずと答えが出てこよう。究極の話、個人投資家はスナイパーを目指すべきだ。

軍の狙撃兵、即ちスナイパーは敵の頭を狙うため、エッジを常に維持しなければならない。それらのエッジは、我慢強さ、武器への熟知、射撃技術の熟練、そして高いストレスの状況において、長期間にわたる心と体への制御力を含め、潜意識的叩き込まれ、ゆるぎない能力である。こういった能力はトレーダーにも要求される。

FXトレーダーには、武器に当たるトレーディングエッジが必要だ。またエッジを習得する必要がある。厳格な自己規律とコントロールの方法の確立が必要、また維持するにあたり、誘惑に負けず完璧にしてエッジを実行する必要意思がある。

一般論では、取引における誘惑の大半はオーバートレードとオーバーレバレッジに集約できる。スナイパーと対照的に、オーバートレードやオーバーレバレンジを行うトレーダーは機関銃士のような存在だ。

現在、金融取引におけるストレスは戦争にも負けないほど大きい。敵を特定できず、状況が常に流動的な金融戦場においては機関銃士の射撃の殆どが命中できないものばかりか、自らの居場所を敵のスナイパーを知らせ、早く命を落とされるリスクが高い。その上、元本(弾薬)の制限で、機関銃士らはすぐに弾薬(お金)が不足し、本当の戦機が来る前に失敗しがちだ。金融戦場に生き残るには、心と体の意識的な制御が必要である。

賢明なトレーダーほど、自分の取引を厳選し、選択することからまた学び。それらのトレーダーは、FX市場における”スナイパー”のような存在で、彼らが絶えず銃弾を撃ち続ける機関銃士的なトレーダーと対照的に、長期的な成功を手に入れる。

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陳 満咲杜



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