プライスアクションの視点＝豪ドル/円

ブルベアＦＸ

本日は、ブルベアFX通信から1月30日の豪ドル/円レポートを公開したいと思います。

豪ドル/円　　　日足

アナリシス：先週続伸、引き続きロング勢の優勢を示唆。86円台は昨年1月、3月及び4月高値の密集区域だったから、先週の続伸は重要なシグナルを発した。というのは、昨年12月の一時高値打診、同レベルに対するブレイクが一旦失敗した形を示していたが、先々週に続き、先週の続伸は同レベルに対する本格的な突破を果たしたわけだから、昨年12月の高値打診が点灯したサイン自体も「スバイクハイ」として再解釈される。

この場合、2016年2月安値72.19を起点とした切り返し、なお継続され、また昨年6月、7月高値（81.50/60）までの値幅をそのまま上乗せした「倍返し」の計算では、90円台後半までのターゲットを得られる。従って、先週すでに86.35～86.70の重要レベルを上回った以上、今週高値更新をうかがう機運が高まる。

ドル/円の切り返しに鑑み、また円売りの連動性もあって、豪ドル/円の上値打診しやすい構造が当面維持されるでしょう。一方、週足では、昨年12月の前三週間が形成した「宵の明星」のサインが明白に点灯しており、同サインを一直線に否定できるかどうかはやや不透明。

仮に、一直線にブレイクでき、かつ高値トライを継続できる場合、早期90関門の打診を覚悟。反面、高値トライがあっても保ち合いが先行される場合、ブル基調自体が保てるものの、モメンタムの一時低下が想定され、再度85関門を下限とするレンジの形成も推測される。

いずれにせよ、豪ドルの切り返しがなお継続中、また早晩昨年12月高値87.53をブレイクしていくことを前提に、今週押し目買いのスタンスを維持、また場合によっては高値追いもあり得る。昨年6月、7月の高値が点灯した「スバイクハイ」のサインやその後のブレイクがもたらした上昇モメンタムに鑑み、昨年12月高値87.53の打診があれば、上昇加速の蓋然性が高いと見る。

陳満咲杜

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