ディストリビューションからその後の変動に注目
FXスクール・ジャパン事務局です。
今回はFXにおけるディストリビューションについて考えてみたいと思います。
ディストリビューションとは、中長期的な上昇相場の最終段階(バイイング・クライマックス)において形成される保ち合いです。
取引参加者の大半が強気一色となって、過熱感を伴って相場の上昇が進み、最終段階でより勢いのある上昇のあと、保ち合い局面に入ることがあります。
つまり、相場の需要と供給が均衡するタイミングです。
バイイング・クライマックスによって急激に買われた相場は、需給が次第に悪化し、その後は下落に転じることがよくあります。
チャートはドル円の15分足です。
相場は115.62円の高値を示現した後、114.67円まで最初の反動安を形成しました。
その後再び高値を試す展開に反転上昇しましたが、115.13円で上値を抑えられ、今度は最初の反動安を下抜けて114.53円まで下落、そのまま下落するかのような下落となったものの、再び上昇に転じて115.38円まで値を上げました。
バイイング・クライマックスのあと、このような上下動を繰り返すディストリビューションは、2回~3回程度繰り返されることが多々あります。
数本のローソク足が上記の安値を下回ると、ディストリビューションの時間帯は終了した可能性が高まります。
また、ディストリビューション(保ち合い)の時間帯が終了して、安値を割り込んだあとの反動高は下落する前の高値から計算して半値戻しの水準または安値同士を結んだネックラインが戻り高値のポイントになり易いと云えます。
ここで注意したいのが、ディストリビューションの時間帯が終了して下落し始めたからといって、必ずしも下降トレンドが継続されないということです。
上記の戻りポイントを上抜けて再び高値を試す展開になることも少なくありません。
ディストリビューションの時間帯が終了したあとの相場の動きは今後の相場動向を把握する上で非常に重要な時間帯と云えるでしょう。
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