ブルベアFX 7日レポート特別公開!
本日は、特別公開ということで、11月7日月曜日のブルベアFX通信からドル円と豪ドル円のレポートを公開したいと思います。
ドル/円 日足
アナリシス:先周反落、9月末安値を起点とした切り返しの終焉を告げた。そもそも切り返し自体、9月にて2回に渡り100関門のトライに失敗したことから由来、ショートカバーの色合いが濃厚だったから、頭打ちを当然視され、また反落も我々の想定範囲。
度々指摘してきたように、8月高値の一時更新があっても、目先6月安値を起点とした大型トライアングル型保ち合いの上放れとして認定するのが性急、先週続伸できなかったことに鑑み、なおトライアングル型変動に位置と思われる。
大局観では、英EU離脱で6月24日一時99割れまでの急落、下げ一服を示唆していたものの、7月高値107.49から再度大型トライアングルの保ち合いに動いた。この位置づけでは、8月末高値104.32を起点とした下落、トライアングル変動内の子波と数え、9月安値100.07から先々週高値105.53までの切り返し自体がオーバーだったことを示す。
反面、連日100日線を上回り、1月末以来の出来事で、円高基調の修正が大分進んでいることを示し、6月安値を起点とした大型保ち合いの打破があるなら、先週に続き、今週も100日線の102.75前後がサポートの役割を果たす、といったサインが確認されるかどうかは肝心。
米選挙の行方に絡み、今週前半波乱、後半トレンドの進行が加速されやすいかと思う。大型トライアングル内における子波の進行(下落)が続く、というシナリオでは、前述のように再度100日線割れにあり、また同サインをもって先々週高値105.53を起点とした子波の進行を継承しよう。
この場合、再度100関門の打診につながり、場合によっては一旦割り込みも覚悟。できた「ギャップ」も重要なサイン、同ギャップを早期埋めるかどうか、また埋めた後の動向がヒントを示唆してくれる。米選挙の結果次第一波乱の公算が大きいが、先々週の高値を超えない限り、今週トライアングル内における位置づけを一層証左してこよう。換言すれば、なお反落継続を覚悟したほうが無難。
アナリシス:先週続伸した後一転して反落、9月安値75.94を起点とした切り返しの終焉を示唆した。我々の大局観、すなわち従来のシナリオでは、3月高値86.70を更新できず、4月高値からベアトレンドが大きく推進されてきた値動きと同様、6月23日の高値トライも同じく「フォールス・ブレイクアウト」のサインを点灯し、同16日安値75.57割れをもって同サインの蓋然性を証左、6月24日72円台の打診があっても目標が達成されていない。
この場合、77.44(2月11日安値)割れ自体が77.44~86.70(3月高値)といった保ち合い(レンジ)の下放れサインと見做した場合、6月高値に続き、7月高値も81円台に制限されたことで、同保ち合いの中間地域を確認、また頭打ちが確認されたわけだから、推進波としてベアトレンドが継続、更に、安値更新を試す局面も想定される。
従って、保ち合いが形成された後の下放れをなお警戒、豪ドル/ドルの頭打ちがあれば、それと連動した形で、76関門割れをもって74円台の下値打診に照準しよう。従って、9月安値を起点とした切り返し、なお下落波におけるスピード調整と位置づけ、先週80関門のブレイクがあっても、スピード調整(反騰)自体のオーバーと見做し、また先週の反落を証左材料と見る。今朝米選挙情勢に鑑み、目先再度200日線の79.92をトライしているものの、先週の高値トライと同様、「下落トライアングル」の構築自体が否定されず、再度頭打ちを果たして先週高値80.63からすでに下落波へ復帰したことを証左してこよう。
2014年年末以来、豪ドルの頭、総じて200日線に制限されてきた経緯や先週の反転に鑑み、ベア基調を否定すること自体のハードルが高いと思う。この意味では、今朝「ギャップ」を付けた反騰、下落途中におけるスピード調整と思われる。
7月高値を起点とした保ち合い、随分時間が掛かってきただけに、下放れがあれば、強いモメンタムを伴う値幅の拡大が予想され、また先週と同様、目先の反発に惑われないほうがよさそうで、再度頭打ちの機運や反転リスクを警戒。
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