FXを始める前に構築する重要な事！？

コンシェルジュ-EYES

今回はリスク管理についてお話ししたいと思います。

FXトレードにおいてリスク管理とは、たとえばFXトレードを行うためにどの程度の資金で始めるか、そしてその口座資金からどの程度の金額（lot）でトレードを始めるか、また、１回のトレードにおける損失は幾らにするべきかなど、FXトレードを行う前に予めリスク管理のルールを決めておくことで自分の資産を想定内のリスク許容量の中で守ることが可能となります。

これはトレード技術が優れているとか優れていないとかいう次元ではなく、資産を守ることから始めることで、今後においてさまざまなトレード戦略を試すことに役立ち、戦略的にFXトレードを行うことができる極めて大切なトレードツールになるでしょう。

FXトレードを行うといろいろな誘惑が現れます。それはほとんどが自身の心の中にあり、その誘惑を振り払うのも誘惑に乗るのもすべて自分自身だということです。

この誘惑に勝つためにはリスク管理を構築する必要があります。
たとえば、よくFXの書籍に書いてある2％ルールなるものです。

これは、１回のトレードで許容できる損失幅を総資金の２％以内に収めるというものです。

たとえば、仮に取引口座に１００万円があるとするならば、その２％となる２万円、３００万円なら６万円以内に損失額を必ず抑えるというルールです。

多くの個人投資家が損失を被ってFXのマーケットから撤退させられる理由の１つに１回のトレードで大きな損失を被ってしまうことです。

いままでコツコツと小さな利益を積み重ねてきたにもかかわらず、ある日突然、いままでとは異なる相場の波が押し寄せます。いままで儲けてきたしこれからも儲けることができるという過信と、今日の相場はイレギュラーで明日になれば思惑通りに動き始めるだろうと小さな損失を抱えはじめ、翌日にはその小さな損失が更に膨らみ、明日こそは必ず戻るだろうと小さな損切りができず、気が付けば、どうにもならないほどの損失を抱えてしまい、遂には資金が底をついてしまい、マーケットから撤退させられるというものです。
たった１回だけ、損を見送ったがために起きた悲劇がいままでの利益と口座資金を失うことになります。

もし、リスク管理を構築しており、たとえば２％ルールをしっかりと守っていれば、大きな損失を被ることはなかったでしょう。しかし、FXトレードにおいて自分の心をコントロールすることは非常に難しいものです。それは、FXトレードを行う理由に儲けたいというものがあるからです。
儲けるためにFXトレードを行っているのにわざわざ損失を出したくないという気持ちが心のどこかにあるからです。これは誰にでもあることです。

だからこそ、リスク管理を構築することはトレードを始める前に必ず必要な決め事の１つだと云えるでしょう。
皆さんはご自身のリスク管理を構築されていますか？もししっかりとしたルールを決めていないのでしたら、ぜひこの機会にリスク管理のルールについて考えてみてください。
リスク管理についての書籍がたくさん販売されていますので、それらを参考にしてみるのも良いと思います。

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