FOMC、タカ派になれない?!
米株の切り返しが順調に進められていると見える。今回のFOMCで利上げを決定するでしょうか。しかし、そう簡単に行かないといった見方も根強い。何しろ、上海株が相変わらず低迷しているからだ。
前回のFOMC、利上げを見送った理由としてはっきりチャイナリスクを挙げていたから、イエレン議長が米株よりも中国株の動向に気を配っていると言われる。中国株がすでに暴落してきたといはいえ、これから安値トライをしないという保証はどこにもない。株価動向、中国の場合では必ずしも景気動向とリンクしていないが、大きな指針として無視できない存在だ。
では、肝心の中国株はどうなるでしょうか。上海綜合指数を見る限り、楽観できないかと思われる。上のチャートが表示しているように、上海株は50取引日のサイクルを示し、今月高値をトップに、これから再度下落トレンドに復帰する公算が高いからだ。同サイクルの周期に鑑み、6月後半まで強気になれないばかりか、大分安値を更新して行っても過言ではなかろう。
このような推測が正しければ、昨年夏以降のように、上海株の波乱が世界金融市場に多大な影響を与えるでしょう。利上げするにはハードルが高く、FRBの慎重姿勢も簡単に崩れないでしょう。市況は如何に。
陳 満咲杜
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