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相場の変動リズムに注意せよ

2015年10月6日 18:11配信

本日のチャート  ポンド/ドル  変動リズム

ポンド/ドル 日足ポンド/ドルは安値圏での変動に留まっている。昨日の陰線引けは、リバウンドを一旦中断させたように見えるが、スピード調整による反騰子波が維持される公算が高く、再度リバウンドの余地を拓くといった見方は不変。実際、9月18日高値~同30日安値まで日足では9連陰(業者によって多少違いがあるものの、ほぼ連続陰線と認定)を記録、8月25日高値~9月4日安値までの9連陰と同じ構造を示す。9月7日、8日の連続陽線をもって切返しをリードしたと同様、10月1日、2日の連続陽線引けはこれからのリバウンドを示唆。

但し、明らかに9月のモメンタムに比べ弱かったので、リバウンドの値幅も前回ほど期待できない。とは言え、9月高値を起点とした全下落幅の38.2%反騰水準の1.5315前後が目先日足におけるGMMAチャートの長期組下限と合致、最短ターゲットとして照準されやすく、近々のターゲットとして有力視。

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上述の文章は6日配信したレポートだが、理屈は極めてシンプルであった。つまり、相場は一定のリズムをもって繰り返される習性があるため、注意深くフォローしていけば、トレードのヒントと根拠になるケースが多い。実際、こういったリズムの繰り返し、場合によっては非常に信憑性が高く、また繰り返されるからこそ、利用されやすく、役に立つわけだ。ポンド/ドルその後の値動きをもってみてみよう。

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現時点の日足となるが、表示されるように、下げの「9連陰」のみではなく、「9連陰」に対する反騰自体のリズムも似ている。9月7日~9月18日、10日の取引日をもって反騰したことに対して、

10月1日~10月15日、11日の取引日をもって反騰の一服が示唆された。このトレンドはどうであれ、少なくともロング筋にとって、前回の反騰リズムがヒントを示唆してくれるため、先週にてロング筋が一旦利喰い、また高値追いを避けられると思う。

より詳細に見ていくと、9月の反騰局面において、1~4が第1段階、5~7は第2段階、8~10は第3段階と分けられる。対応しているように、10月に入ってからの反騰局面、1~6は第1段階、7~9は第2段階、10~11は第3段階と見做される。このように比較してみれば、14日の大陽線(10と表示)が9月16日大陽線(8と表示)と似ており、同日の大反転にさほどサプライズを感じずに済んでいたでしょう。

変動リズムの繰り返し、本質でいうと相場変動のサイクルにある。こういった視点をもって相場に臨むことが好ましく、また大局観を養うには不可欠なアプローチだと思う。当然のように、こういった視点は決して日足に限定されるものではない。下に掲示されるユーロ/ドルの月足に鑑み、いくら鈍感でも何等かのリズムをもって相場が繰り返していることがお分かりいただけるでしょう。

ユーロは1999年から始動したため、このチャートは1999年以前の部分をドイツマルク/ドルのチャートに基づいて合成している。ドイツマルク自体の事情とEU統合以降の事情(ギリシャ危機はその代表格)が大分異なるが、それにも関わらず、歴然として変動リズムを保っていることは正に相場の不思議でまた真実でもある。今度もフォローし勉強していきたい。

2015-10-19 19-00-27



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