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メイントレンドにおけるフォールス・ブレイクアウト

今回の記事は4月4日に配信したブルベアFX通信の豪ドル/円のレポートを公開したいと思う。

ピンバー、リバーサル形成から上昇、その後、上値では「ダブルトップ」に対する「フォールス・ブレイクアウト」を形成。これが意味するものとは・・・、今回も重要なトレードポイントについて復習していただきたい。


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豪ドル/円  日足

アナリシス:先週高値をトライしたものの、戻り売りの限界を果たした疑い。この場合、200日線(≒86.46)に頭を押さえられたことに加え、1月高値の86.37、3月高値の86.40が形成した「ダブルトップ」に対する「フォールス・ブレイクアウト」、即ち一時的な高値更新が「ダマシ」であった可能性が大きかった。

従って、2月安値を起点とした戻り、先週にてすでに頭打ちを果たし、これからベアトレンドへ復帰する蓋然性が高いと見る。繰り返し強調してきたように、そもそも2月安値を起点とした反騰、値幅が大きかったものの、メイントレンドにおけるスピード調整といった位置付けは不変、メイン抵抗ゾーンである86円台半ば~同後半の抵抗ゾーンをブレイクできない限り、頭打ちのサインと見做すべきである。

メイントレンドでは、既述のように、2014年11月高値102.84を起点とした下落、13年高値を起点とした下落波における第3子波か、第3子波序列下における「孫波」として位置付けされ、2月11日安値77.44をもって底打ちした、といった判断は性急であった。内部構造では、77.44を起点とした切返し、典型的なジグザグ変動として延長され、200日線の打診につながっていたが、ジグザグ変動と見做した場合、2月24日安値を起点とし上昇子波、最初上昇子波(2月16日高値まで)の1.382倍計算では、約86.28前後の上値ターゲットが得られ、先週の高値やメインレジスタンスゾーンと整合性をもち、今週豪ドルが高値更新できない限り、戻りの限界を果たしたといった判断を維持したい。

昨年12月高値が200日線に押さえられ、その後大幅の下落をもたらしたことに鑑み、先週の200日再打診は前兆と見る。半面、84関門前後は当面のサポート、下回れば頭打ちのサインを一段と強化、82関門前後の下値余地を拓く。更に、ドル/円次第の底割れも念頭におきたい、この場合、豪州利下げ観測の再燃などが想定され、80大台割れも視野に入る。

 

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予想レンジ:82.00~86.50
メインストラテジー:戻り売り

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陳 満咲杜



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