値幅と日柄の関係
値幅と日柄の関係、難しく考えれば、それなりに難しいが、シンプルに考えればシンプルに抑える。もっともシンプルな見方、最近の実例をもって説明しやすいかと思う。
ドル/円は3月18日~28日に7連陽を形成していたが、その値幅、3月16~3月17日の二日間の中に包まれる形で実は「大した」ことではなかったことが分かる。故に、一昨日形成していた「リバーサル」のサイン、より蓋然性が高く、GMMAチャートにおける主要抵抗ゾーンと相俟って、リバウンドの一服といった可能性が高いと言える。
対照的に、ユーロ/ドルは3月18日~3月25日の日足にて6連陰を形成していたが、3月16、17日二日間の値幅に比べ、トータルの値幅が限定的だった。GMMAチャートでは、6連陰でも短期線グループを押し切れずにいたことに鑑み、反落のモメンタムが非常に弱かったことが分かる。従って、これから1.1342のブレイクがあってもサプライズではなく、寧ろ当然の成り行きだと思われる。
リアルタイムの実践では、シンプルなものに限って役に立つから、値幅と日柄の関係に関しても、このような見方をもって臨めれば、本質を見失われないでしょう。シンプルにいこう。
陳 満咲杜
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