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ビジネスとしてのFX取引(4)

経営資源のうち、お金、即ち資本金のほうがもっとも大事だ。極端な話、ヒト、モノ、ノウハウ、人材や情報などほかの経営資源のすべてはお金で買えるため、お金はやはり欠かせない要素だし、お金が多いほど成功しやすい。

FX取引をビジネスとして考える場合、元本が多ければ多いほどよい、ということも明白だ。その上、資金の使い方において他のビジネスにないメリットも多い。

元本を資本金と考え、スプレット、手数料や取引損失を運営コストと見なす場合、FX取引というビジネスの運営コストにおける便利さに気づく。

何か商売をやる場合、仕入れに人件費、家賃など固定費用が発生する上、一番問題となるのは不良在庫であろう。場合によってはコストを度外視した安売りでも売り切れないリスクが大きいため、不良在庫を抱える分、コストも膨らんでいく。その上、仕入れにしても、人件費にしても、店舗や工場の家賃にしても、固定費用であるだけに臨機応変に変動できないデメリットがある。

それに比べ、FX取引というビジネスを運営していくには、スプレットや手数料など固定費用は微々たるもので、主なコストは取引による損失であろう。その内、含み損は不良在庫に当たり、不良在庫を処理したい場合、クリックだけで行えるから、他のビジネスではとっても考えられないほどの便利さである。

しかし、実際初心者の多くは損切り、即ち不良在庫の処理ができないため、失敗してしまうケースが多い。不良在庫を抱えると、時間が立つに連れ、その処理コストも膨らんでいくことが他のビジネスと同様、またレバレッジが効いているだけに、より致命的になることを悟れないからだ。折角の便利さを自ら放棄したことに等しい。

また、普通の商売をやる場合、仕入れた商品によって売れ行きが違ってくるが、売れるものをできるだけ多く仕入れ、売れないものをできるだけ早めに処分するのが一般的だが、FX取引では逆のやり方を実行してしまう者が多い。

儲かるポジションを早めに決済し、含み損のポジションをそのまま残すといったやり方はまさにその典型だ。FX取引をビジネスとして考える場合、如何に馬鹿馬鹿しいかに気づくはずだが、そうしてしまう初心者の方が圧倒的に多い。FX取引をビジネスとしてみていないゆえである。



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