トレーダーは初心を忘れるべからず
昨日ECB金利決定及びその後ドラギ議長の記者会見で相場は大きく波乱した。こういった重要なイベントの前や進行中に、いろんな予想や解釈が流され、難しい専門用語や金融知識のお勉強やえらいセンセイらの話を吟味するのに暇がない、と感じる者もすくなからずいるでしょう。
政策が発表される突端、政策の中身とか、専門家の解釈を聞かずにポジションを取れないと勘違い者も多いが、相場は待ってくれず猛烈に動くから、情報収集に熱中した末、集中力が欠け、相場の動きに付いていけなくなるケースもよくあることだ。
ここで、トレーダーは初心に戻る必要があると思う、つまり、トレーダーたる者、相場の値動きから利益を得たいのみで、相場の解釈で生計を立てるわけではないし、相場の分析が好きで趣味でやっている訳でもない。ましてや経済学者、金融学者を志す訳でもなかろう。だから、もっと相場に専念し、もっとチャートを睨もう、値動きがすべてであるからだ。
昨日よる23.03にてユーロ/ドル、同08分にてユーロ/円のストラテジーを出していた。
内容は以下の通り:
ユーロ/ドル
ロング@1.1035(成り行き)、2@1.0970~1.0990、ストップ@1.0840
ターゲット@1.1200
ユーロ/円
ロング@124.77(成りゆき)、2@124.10~124.30(指値)、ストップ
@123.60、ターゲット@125.50~126.20。
理由は簡単だった。ユーロ/ドルが先の「三尊型」が成立していたが、急速に切返してきて、「右尊」をブレイクしたから、「三尊型」を否定し、これから大きく上昇する可能性が高いと判断したからだ。ユーロ/円もユーロ/ドル追随で、結果的に同じパターンになると読んでいた。
ごくシンプルなロジックだか、ごく有効であった。ECB政策の中身云々、ドラギ総裁の真意云々を考え出すと、このようなエントリータイミングを失うばかりか、間違ったポジションを取る羽目になるリスクも大きい。トレーダーたる者、初心に戻れ、トレーダーたる者、もっとチャートを睨め!
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陳 満咲杜
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