移動平均線の話&抵抗・支持ラインの話
相場は森羅萬像で奥深い。とはいえ、シンプルなアプローチでも本質を捉えるのが相場の醍醐味と言える。もっともよく使われる移動平均線と抵抗・支持ラインをもって最近のドルインデックスを見てみよう。以下のチャートと文書は先週末(4日)夜米雇用統計発表前にて書いたもの、本文は以下の通り:
移動平均線の話になると、いろいろ凝ったスパンの設定や応用が論議される。一方、欧米では100や200といった大まかな設定が多く、時間足でもその機能が有効であることが証左されている。
現時点のドルインデックス時間足をみてみよう。100時間線と200時間線が表示され、A,Bが100時間線に押さえられていたから、その後のブレイクが相場の反転をもたらしたという経緯がはっきり分かる。
では、200時間線はどうなるか。Cのところが支持と確認され、Dのところも然りであった。故に、目下同線を下回り、また本日の反騰が同線に押さえられた(E)ことに鑑み、楽観できない、ということが示唆されるでしょう。勿論、米雇用統計次第、多く転換されることも想定されやすいが、誰もその内容を予想できない以上、チャート上のサインに従うしかない。
詰まるところ、移動平均線の周期設定自体が大事ではなく、過去どの周期の平均にて支持或いは抵抗に遭遇していたかは重要だ。移動平均線自体が支持或いは抵抗の役割を果たせば果たすほど、同線の重要性が高まり、またブレイクされると相場の変調が示唆される。
では、あの予想不可能な米雇用統計を経て、チャートはどうなったでしょうか。市場予想とかなりギャップがあった、また中身についても随分見解の分かれるところだった、チャートはランダムの様相を呈していたでしょうか。
最新のチャートを見る限り、波乱万丈の米雇用統計後の値動き、丁度元支持ライン(抵抗ラインに転換)に拒まれたことが分かり、また本日ザラ場を含み、再度100時間線の抵抗を確認していることが分かる。
相場は複雑なアプローチをもって臨まないと分からない、米雇用統計後の値動きがランダムだとか、誰が言ったでしょうか・・・
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陳 満咲杜
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