リアル・ケース・スタディ ドル/円 日足
リアル・ケース・スタディ
ドル/円は保ち合いを継続している。プライスアクションの視点では、本来ドル/円が早期上値打診するはずなので、先週末米雇用統計を経ってなお保ち合いが続いていること自体、モメンタムの弱さを示唆している。もっとも、2月23、24、25日の罫線、「明けの明星」を形成し、切返しの蓋然性を示していたが、高値を除き、終値や始値の殆どが114関門手前に留まっており、頭重いことが暗示されている。この上、3月1日の陽線が「リバーサル」のサインを灯し、また「アウトサイド」でもあったから、本来2日の高値更新をもって大幅続伸してもおかしくなかったが、当日は陰線引けで114関門の抵抗を証左していた。
従って、先週末に続き、今週早期114円以上引けるかどうかはひとつのサインと見做せる。反面、
先週末安値を再度下回れば、前記サインの支えが帳消しになるから、要注意だ。この上、先週末の安値(113.07)、2日安値(113.20)を一旦下回っていたから、「鬼より怖い一文新値」の可能性を暗示していた。一般的な解釈として、安値を一旦割り込んでも切返してきたため、これから続伸しやすいとされるが、先週末の「寄付同事線」という足型に鑑み、寧ろその逆で、つまりこれからも下値寄せされやすいと解釈されやすいでしょう。いずれにせよ、4日高、安値の114.25や113.07のどちらかが先にブレイクされると、より明白なサインが点灯されるから、緊張感をもってブレイクを待ちたい。
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陳 満咲杜
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