【ドル円】フェイクセットアップから展開したプライスアクションの視点
今回は2月22日月曜日に「ブルベア通信」で配信したドル/円のレポートを公開したいと思う。
フェイクセットアップからインサイドを形成し、そしてフォールス・ブレイクアウトを演じた展開について順を追ってみていただきたい。
プライスアクションの視点
ナリシス:先週続落、円高トレンドの継続を示唆した。昨年8 月安値 115.90 割れをもって日足における「ヘッド&ショルダーズ」といったフォーメーション成立をもたらし、同ターゲットの 105/106円台の下値ターゲットは既述の通り、これから実現されるでしょう。
その上、アベノミクス構造が打ち出してから、ドル/円は昨年高値まで、一回も途中 10円以上の調整幅がなかったので、先々週の 115.90 割れがトレンドの転換を告げたと見る。もっとも、2月 1 日から日足における「9 連陰」を形成、110.94 までの下値打診はオーバーシュートだったので、先週 114.87 までのリバウンドはスピード調整の一環と見做せる。
既述のように、スピード調整があってもベアトレンドを修正できず、調整一巡後再度下値打診が続く公算が高く、再度112半ば割れをもって同蓋然性が強化された公算。
この場合、中期スパンにおいてもメインレジスタンスゾーン、やはり115関門~115 円後半に位置する、といった判断が維持されよう。
何しろ、115 円は所謂「黒田防衛ライン」だったので、同ラインの下放れをもって元の支持ラインが抵抗ラインとして役割が転換、また昨年8月安値115.90 は前記「ヘッド&ショルダーズ」の「ネックライン」の位置を果たした上、同8月24 日の罫線(ピンバー)と1月 20 日罫線が示していた「フォールス・ブレイクアウト」のサインと共に、メインレジスタンスゾーンとしての存在感を発揮しているから、先週の高値と相俟ってしばらくドルの頭を抑え込み、仮に日銀の介入があっても、安易なブレイクはなかろう。
半面、110 円大台新たな防衛ラインと見做され、日銀介入といったうわさもあるが、真相はともかく、目先一気に110大台割れも考えにくい。その上、112.50以下は 11、12日罫線の「ビン」の部分の相当、一旦下げ渋り、至って中段保ち合い先行の可能性も。
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陳 満咲杜
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