一年の初めは全年度のパフォーマンスと基調を決める！？

マーケットインサイダー

世界株式市場は最近10年間、もっとも暗い年明けを迎えた。中国発の混乱、世界金融市場を再度震撼し、筆者が強調してきた「李万ショック」の現実味を高めたと思います。

中国株は先週－9.97％で「リード」、日経平均は－7.60％で続く。
新年早々、週間に通じて連続5日陰線引けは1949年初めての出来事。
香港ハンセン指数は－6.6％で4年半ぶりの週間下落幅を記録した。

ダウ指数に至っては－6.2％、史上最悪の新年スタートを記録、Ｓ＆Ｐ500指数は2011年9月以来最大の週間下落幅を達し、ナスダック指数は－7.3％のパフォーマンスに喘いだ。
ＭＳＣＩグローバル指数に至っては、この十年間に見られない下落ぶりを見せた。ちなみにドル円は－2.68％、ユーロ円は－3.03％だった。
一年の初めは全年度のパフォーマンスと基調を決める、といったジンクスがある。同ジンクス、統計学における優位性がすでに証明されており、今年は楽観できない一年になりそうだ。先週末米雇用統計が予想より大分よかったにも関わらず、米株を支えなかったことに鑑み、一層油断できない。ドル/円に関して、一直線にはいかないものの、引き続き昨年8月安値115.89割れを有力視。

陳満咲杜

お役に立ちましたらクリックをお願いします！
→　ブログ村為替投資情報　応援クリック