シンプルかつ汎用性の高いアプローチ

ブルベアＦＸ

チャート分析の方法がいろいろあるが、実戦に強いのは決して複雑なものではなく、シンプルかつ汎用性の高いアプローチを限定した組み合わせだと思う。先週末のレポートを例としてみてみよう。

2015年12月18日 18：36配信

本日のチャート　　ドル/円＆ユーロ/円　　シグナルいろいろ

本日日銀騒動で円が大きく動いた。日足におけるシグナル、いくつかを指摘しておきたい。
ドル/円　　日足

ドル/円は日足において「フェイクセットアップ」のサインを点灯した疑いが濃厚だ。本日ザラ場の高値、元レンジの上限に接近したものの、一転して16日安値を割り込み、本日安く引いてくる場合、同シグナルを確定しよう。同シグナルの確定、をもってＧＭＭＡチャートにおける「キャシャロット」の形成につながっていくでしょう。この場合、８月安値や10月安値を連結するサポートラインを試し、下放れがあれば、一段と反落の余地を拓く。注意しておきたいポイント、まず遅行線が「鯨軍団」を下回れるかどうか。次に、ＭＡＣＤがゼロラインの下における「デットクロス」形成の有無。両方が確認される場合、キャシャロットシグナルの成立を覚悟。

ユーロ/円　日足

ユーロ/円はＧＭＭＡチャートにおけるシグナル、９月、10月と同様、再度「鰯喰い」、つまりベアトレンドの継続サインが点灯したことが重要であろう。同サインを強化したのは本日罫線が示す「フェイクセットアップ」のサイン。ドル/円より値幅が大きいから、同サインが確定される公算が高く、安値更新が視野に入る。但し、日足におけるＭＡＣＤに鑑み、一気にゼロラインを下回れない限り、一旦下げ一服、幾分スピード調整を行ってから再度ベアトレンドを推進する可能性が大きい。従って、出遅れたショート筋、来週のチャンスを待ったほうが無難かと見る。

現時点のチャートは以下の通り、ご確認を。

ドル/円　　日足