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2016年相場 意気高揚する投資家とcitiがみる為替の行方

暦は今年も終りに近い。年間相場の流れを纏めるにはやや早いと感じるが、シティバンクは2015年の資金の流れを研究し、年末年始における取引の注意点をかき出した。

結論から言うと、同行は2016年がリスクオフになりやすい年と見る上、リスクコントロールの重要性を喚起している。また、以下のように4つの注意点を開示した。

  1. 年初来、NZドルと米ドルが投資家にもっとも買われ、ユーロ、円やスイスクローナはもっとも売られていたが、NZドルを買った投資家は近い将来後悔するだろうと推測される。
  2. 長い目でみると、新興市場やアジアパシフィック地域では、実需筋の取引規模がヘッジファンドよりも多いはず。実際、前者が後者の数倍になるだろう。
  3. 年末につれ、投資者らは同じ方向に賭ける傾向にあり、流行のコンセンサスに追随、ユーロやアジア通貨売りに励む。但し、ヘッジファンドや実需筋は積極的なリスク調整を行っており、アジアパシフィック地域に集中していたポジションを東欧やラテンアメリカ地域に分散。こういったリバランスの動きが、2016年でより鮮明になってこよう。
  4. G10通貨の中、豪ドルと英ポンドロングポジションの一部がなお損切りしていない模様、年末にてトラブルを引き起こすだろう。

纏めてみると、シティバンクは2016年における投資家のリスク選好度が抑制される公算が高いと判断、不確実要素がアジア新興市場に集中していると指摘した。来年こそやるぞ!と意気高揚の投資家さんは冷静になって再考すべきだとも注意喚起している。

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陳 満咲杜



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