計算値
米中貿易戦争の勃発で世界株式市場が再び急落してきたが、為替相場は株や商品相場に比べ、割と変動率が小さかったかと思う。また、商品相場と言って、金相場の変動も限定的だったかとみる。
スポット金 週足(@IG証券)
ドル建てスポット金は本来リスク回避先として大きく買われるはずだったが、株式市場の暴落と比例して上昇していなかったと言える。ここから2月高値更新の有無、また2016年高値を更新していくには、更なるリスクオフの動き、即ち株式市場の更なる暴落が「必要」なので、ハードルは高いのではとみる。しかし、仮にこのようなメイン抵抗ゾーンのブレイクがあれば、やはり大幅の上値余地を警戒しなければならないから、簡単な計算だが、測っておきたい。
2015年安値から2016年高値までの値幅、2016年12月安値足すと1453ドル前後の上値を測れるから(要するにN字型計算)、リスクオフの最大値として頭に置きたいが、その前提条件であるメイン抵抗ゾーンのブレイクを忘れていけないことも強調しておきたい。
WTI原油先物 週足(@IG証券)
原油も基本は同じだと思う。1月高値をブレイクできるかどうかは目先の焦点、また前提条件となるが、N字型計算(2016年安値から2017年1月高値までの値幅を2017年6月安値を足す)なら7016ドル前後、チャート上示した「逆三尊型」(複合型)フォーメーションの指示なら、8400ドル前後の高値が計算される。因みに、米中貿易戦争の継続や拡大があれば、世界景気を押し下げるから、原油価格上昇のシナリオはリスクオフ観測と合致しない側面を記しておきたい。
英国FTSE100種株価指数 週足(@IG証券)
米株の急落につれ、英FTSE100週株価指数も急落した。2月安値を下回ったところでかなり弱気変動が推測され、また2016年安値を起点とした切り返しの半分押しである6643への下値余地も考えられるが、2017年4月安値から引かれるサポートラインまでの最大距離で測れば、同ラインの割り込みをもって所謂「倍返し」がすでに達成された可能性も大きい。従って、先週の急落、取りあえず下値ターゲットを一旦打診したから、短期スパンではむしろ「オーバーショート」の可能性に注意しておきたいと思われる。市況はいかに。
戸松さんと対談させていただきました!2018年以降の国内外の株式市場、為替相場で注目すべきポイントをご紹介!
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陳満咲杜
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