一歩遅れの戦略(2)
本ブログ11日の投稿に続き、この間クロス円のストラテジーを検証したい。まずはアナリシスを見ておく必要があるので、8日のポンド/円のレポートを開示。
ポンド/円 時間足(3月8日作成)
ポンド/円は切り返している。デイリーの通り、中期スパンでは戻り売りのメインスタンスを維持するが、短期スパンでは切り返しの余地ありと見込めるから、時間足でのサインを点検しておきたい。
まず、直近の安値から一昨日高値までの切り返し、5波構造をもつ推進子波として数えられ、昨日安値までの反落、調整子波として数える。日足では、昨日の罫線、「スパイクロー」のサインを灯し、時間足における同サインの形がより繊細になっていることが分かる。
上のチャートに表示したように、一旦146.50を割り込んでいたものの、その後「インサイド」を形成したから再度上放れ、GMMAにおける「キャシャロット」(デットクロス)の形成を回避、途中押し目の完成を示唆。この意味合いでは、下記の二つ視点でジグザグ変動におけるサインとして重視される。
まず、調整子波自体のジグザグ変動の完成である。「インサイド」の形成及び上放れが同調整子波の完成を示唆したわけ。次は2日安値144.98を起点とした切り返し自体のジグザグ変動構造、同サインの点灯で昨日安値146.36から新たな上昇子波の起動が推測される。N字型計算なら、149円台前半までの戻り余地が示される。ちなみに、2月高値を起点とした全下落波の38.2%反騰一は約149.40前後に位置、同計算値とほぼ合致、続伸する場合、ターゲットとして浮上してこよう。
想定より途中の押しが深かったが、結論が変わらないというか、むしろ構造が一段と明白になったから、翌日(9日)もレポートを再配信した。以下の通り:
ポンド/円 時間足(3月9日作成)
昨日の続きでポンド/円の時間足を再検証したい。上のチャートにて示したように、時間足における「ヘッド%ショルダーズ・ボトム」(逆三尊型)という
フォーメーションの形成が図られる。
同見方では、目先すでに「ネットライン」を上回り、ここから続伸しやすいでしょう。昨日指摘したジグザグ変動の構造自体も維持されるが、昨日の押しで最終子波の内部構造が従来の5波から3波に修正された可能性がある。いずれに
せよ。昨日の押しで前記フォーメーションを形成させた以上、切り返しが当面継続される公算が高いとみる。
もっとも、「ヘッド&ショルダーズ・ボトム」の「ヘッド」の部分は一昨日の安値で形成された「インサイド」やその上放れをもって確認され、昨日の安値は「スパイクロー」(アウトサイドでもあった)によって確認された。
ゆえに、こういったプライスアクション上のサインと相まってフォーメーションの完成につながったわけなので、短期スパンに限って同フォーメーションの指示通り反発の余地を拓けるでしょう。従来のターゲットを目先維持したい。
従って、ポンド/円に関しては再度エントリーのチャンスありと判断、9日にて再チャレンジした。ストラテジーは以下の通り、矢印はレートではなく、配信時刻を指すことにご注意
ポンド/円 時間足
豪ドル/円の市況は比較的に順調だったので、本ブログ11日の投稿の通り最初から狙ったリターンを取れたが、結果論からみると、もうすこし利益を伸ばすべきだった。3月9日アナリシスは以下の通り:
豪ドル/円 時間足(3月9日作成)
豪ドル/円は3月6日高値83.32に迫っている、同高値のブレイクがあれば、一段と切り返しの余地を拓き、また5日安値を起点としたジグザグ変動を完成させるでしょう。
時間足を証左にみていくと、まず大型ジグザグ変動構造が数えられ、子波序列の変動リズムなら、おそらくポンド/円と同様、5-3-3(つまり5波上昇、3波調整、また3波上昇)の波動で構造されるでしょう。
切り返しの途中、肝心の押しが鮮明なPA(プライスアクション)のサインが伴い、調整子波B(緑)の終点では「フォールス・ブレイクアウト」(4の安値に対して)の点灯が見られ、重要なサポートゾーンであるだけに、「適切な押し」でもあったとみる。
その後、A波途中押しの「スパイクロー」、また同安値に迫ったものの、結局「強気リバーサル」のサインをもってA波のトップを上回り、推進子波の位置づけを証左していた。こういったPA上のサインと相まって、ジグザグ変
動の指示とともに、戻りをもたらす土台を構築、上値ブレイクがあれば、短期スパンに限って一段と切り返しの余地を拓けるでしょう。中期スパンでは戻り売りといったメインスタンスを維持するが、目先は一段高の可能性に注目。
現時点の豪ドル/円は以下の通り、ご参照を。
豪ドル/円 時間足
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