オポチュニティ ポンド/円・レンジの下方修正
昨日円高が大きく進行、特にポンド/円の値幅が大きかった。テクニカル上の蓋然性を説明するため、「ブルベアFX通信」2月23日配信したレポートを公開したい。本文は以下の通り
ポンド/円 日足(2月23日作成)
ポンド/円に関して、トップアウトの可能性はこれまでの指摘通り、足元までの値動きによって同シナリオが強化されている。いくつのサインを点検し、ここからの変動レンジについて推測しておきたい。
2月2日の高値更新、そして当日の陰転をもって反落波の始まりを示し、翌取引日の5日の大暴落で確認されたとみる。その後、一旦1月30日安値(B)を割り込み、2月8日の弱気「リバーサル」、また「アウトサイド」のサインをもって同下放れが成立されたとみる。従って、先週の安値打診は当然な成り行き、ここからも更なる下値余地を拓くでしょう。レンジの下方修正、すでに行われ、また拡大される公算。
もっとも、一昨日の戻り、151関門手前にて阻止され、また当日の陰線引けや昨日の続落をもって日足では「宵の明星」というサイン(20日~)を点灯した。1月30日の日足、典型的な「スパイクロー」だったことに鑑み、同安値の更新で先週安値をもたらした、という側面を重視すれば、一昨日高値までの戻りは下落トレンドにおける抵抗ゾーンを再確認するものだったと言える。
同抵抗ゾーン、上のチャート上で表示しているように、1月10日~12日で形成した「明けの明星」(A)というサインと相まって形成されていると思われる。要するに、この前のサインはサポートゾーンを確認して高値更新に繋がったわけだから、今回はレンジの下方修正で一転抵抗ゾーンと化し、これからの反落余地を示すことになり、また最近の「宵いの明星」のサインをもって再確認されたわけだから、下値打診を続ける公算。
この場合、14日安値更新の有無が焦点になってこよう。同日は「スパイクロー」の足型なので、下放れがあれば、一段と下値打診の蓋然性が強まり、昨年11月安値146.98の打診を照準しよう。メイン抵抗ゾーンがすでに確認されている以上、早期回復なしでは14日安値の打診や割り込みを有力視、また昨年11月安値の割り込みがあれば、反落波の更なる加速も覚悟。
ポンド/円 日足
現時点のチャートは以上の通り、ご参考またご対照を。
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