3σラインの打診
日銀政策に関する思惑でドル/円は大きく売られた。日足では一気にボリンジャーバンドの3σラインをトライ、地合いの悪化を示している。
ドル/円 日足
3月高値以降の市況でみると、-3σラインをトライ、また接近したのを3回数える。A~Cで表示しているが、それぞれ違っていたのもはっきり読み取れる。
Aは下落途中であった。-3σへの接近があっても弱いリバウンドに留まり、その後更なる下値余地を拓いた。それに対して、Bは底打ちのパターンであった。両者の性質が大きく違ってくるが、共通しているところもあった。それはほかならぬ、GMMAにおける売りサインが点灯され、またしっかり確認された後の結果であった。
対照的に、Cも底打ちのパターンであったが、GMMAにおける売りサインが一時点灯されても長く続かず、間もなく反転された。このような特徴、GMMAとボリンジャーバンドにおいてレンジ相場を暗示、目先なお有効の可能性がある。
詰まる所、ここからドル/円がレンジ相場に留まるか、それともベアトレンドへ転換するかによって、足許3σの打診に関する解釈が違ってくる。GMMAにおけるサインが鮮明ではないので、もうすこし様子見してから再考したいところだ。市況はいかに。
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