レンジ内でも「嵐」
陳満咲杜です。本日は「ブルベアFX通信」12月6日のレポートを公開したいと思います。本文は以下の通り:
ユーロ/円 日足(12月6日作成)
ユーロ/円は明らかに9月高値から形成された大型レンジ変動に留まり、また同レンジの延長や拡大に繋がっている。12月1日の高値トライ、また足元までの反落はその証左であり、レンジ変動の一環と見做される。
しかし、大型のレンジであるだけに、波乱や逆押しで変動率の拡大が見られたように、足許までの反落はそのパターンの繰り返しであろう。9月高値から数えると、今回は4回目の急落になることが分かり、押しが一巡するまで、「嵐」が吹く市況を覚悟。
もっとも、レンジ内とはいえ、頭打ちや底打ちには明白なサインを伴った前例が多く、直近の底打ちは11月20日~同23日で形成された「インサイド」のサイン(A)やその上放れが当たるでしょう。本日の続落、12月1日~5日で形成された「インサイド」(B)の下放れを果たしており、ここから更なる反落の余地を示唆してもおかしくなかろう。
いずにせよ、レンジの打破に失敗したから、レンジ内の逆戻りは正常な値動きといえるが、レンジの値幅に鑑み、リスク許容範囲を超える押しがあった場合、一旦仕切り直し、次のサインが点灯されるまで次の行動を控えるべきであろう。大型レンジの継続が想定されるだけに。次の押し目に狙いたいが、レンジの下限打診と合わせてサインの有効性を考えたい。
ユーロ/円 日足
現時点の状況は上のチャートの通り、まだ大型レンジにおいて保ち合いが続いているが、そろそろブレイクしてこよう。市況は如何に。
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