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今だからこそ反対意見を聞くべきか?

昨日米10月雇用統計を受け、ウォール街は一斉に12月利上げ観測に傾いた。来年3月の予測を前倒し、米年内利上げに修正した銀行に、バークレイズ、ソシエテ・ジェネラル、TDセキュリティーズなど大手が名を連ねる。スイス銀行とゴールドマン・サックス、そしてRBCキャピタルマーケッツは予想維持した形で12月の利上げを強調した。

こんなムードの中、反対意見を言うのも大した勇気が必要だ。利上げの理由はもはやこれ以上必要としないが、そうでない理由は珍しいから、今だからこそ聞く価値があると思う。以下は反対意見の代表者とその見方である。

みずほ銀行アメリカのエコノミストSteven Ricchiuto氏:利上げは来年第2四半期となろう。利上げの前倒しより後ずれのほうが、遥かにリスクが小さいからだ。

ドイツ銀行アメリカチーフエコノミストのJoe LaVorgna氏:来年3月前の利上げがないだろう。10月米雇用統計は確かに強かったが、過去数年の経験から言わせると、こういった指標をもった判断は慎重さに欠ける、重要なのはより多くの指標が同じ示唆をしてくれないとダメだ。12月FOMCまでまだ時間がある、この間の指標がすべてよいとは思わないし、金融市場もFRBの判断を遅らせる可能性がある・・・明日がFOMC会議なら別だか、今判断するにはなお時期尚早だ。

シティバングエコノミストPeter Dantonio氏:利上げは来年3月であろう。今回のデータはよかった、FRBに12月利上げを断念させるにはビッグ・ボム(爆弾)が必要するぐらいで確実に見えるが、9月FOMCに対する見方と似てきた。当時のビッグ・ボムは人民元切り下げに対するマーケットの過激反応だった。換言すれば、マーケットはピリピリしており、ビッグ・ボムがいつ爆発してもおかしくないことが懸念材料だ。そうでないとFRBが12月利上げに踏み切ると思うが・・・・。

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陳 満咲杜



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