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保ち合いの日(Within Day)の後をチャンス!?

今日は“保ち合い”について考えてみたいと思います。

“保ち合い”ということが意味するものは、その日の価格が切り上がった安値を形成する一方、高値は前日のそれより切り下がっている状態で、別の言い方をすれば、前日に価格形成したレンジの範囲内で価格形成を行っていることを指します。

もし、価格が下落して、たった1日の反騰をみせた時に、安値は前日のものより切り上がっていながら高値は前日の高値を上回らず、その後、安値を更新したとします。
この場合、その値動きを重要視せず、また、トレンドラインを引き上げるべきとは考えません。
また急速な値動きでマーケットが長い期間におよび下落を見せている場合を除いて、ストップロス・オーダーを引き下げてはいけません。

価格が上昇していて、同じ日に高値は前日より切り下がっているものの、安値は前日より切り上がっている場合にも、同じルールを適用する必要があります。
次に、その翌日に高値を更新した場合、トレンドラインを引き下げる必要はなく、また、急速な値動きでマーケットが長い期間におよぶ下落を見せている場合を除いて、ストップロス・オーダーを引き上げる必要もないでしょう。

保ち合いの値動きは時に2日から3日ほど続くことがあり、すなわち、前日の形成した大幅な値動きを下回らず、且つ前日の高値も上回ることがない状態が2日から3日継続する場合があります。
こういった値動きをみせた後に変化が生じた場合、放れた方について行くことが賢明です。もし一連の“保ち合いの日”を形成した後に安値を割り込んだのであれば、売りを入れるポイントになります。もし一連の“保ち合いの日”の高値を上回ったとすれば、トレンドが上昇に転じたと判断し、買いを入れるポイントになるでしょう。

このように“保ち合いの日”の後にはしばしば一方向に価格が動くため、絶好のエントリーポイントを提供してくれることになります。

 

「陳満咲杜のFXスクール・ジャパン」 事務局 村石

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