変動リズム、意外と簡単?!
投資にしても、投機にしても、最大の敵は己だと言われ、本質のところ、感情に支配される己だと思う。何故なら、上昇にしても、下落にしても、行き過ぎたトレンドほどトレーダーの感情(焦り、恐怖、または欲望など)を極限まで攪乱するから、間違った判断を引き起こしやすい。変動リズム、意外と簡単?!
従って、感情を抑え、できるだけ客観的に相場を観察すれば、相場における変動リズムを掴めることができ、より冷静かつ適切な判断を下せる。また、難しいアプローチがなくても、極シンプルな見方でも相場の変動リズムを把握できるから、意外に簡単のはずだ。難しく感じていたのであれば、それは他ならぬ、感情が高ぶって現実を見る余裕がなくなっていたからだ。
最近のドル/円はその好例であろう。107.60の打診をもって、円高の恐怖感でドル売り/円買いに走った方も多かったでしょう。当然のように、新規のショート筋ならともかく、頑固な円安派も転向させられたほどの勢いだったので、メイントレンドが間違っていないとしても、タイミング的なミスを犯した分けだ。
ドル/円 日足
しかし、すこし冷静に考えれば、上のチャートが示しているように、前回と同様、連続9日、また10日の陰線引けは少なくとも短期スパンにおいて言い過ぎであり、また今回(b)もボリンジャーバンドの下限を切り込む形が前回(a)と似ていたから、108関門以下のドル売り、少なくとも目先回避すべきだと悟れるはずだった。相場は繰り返す、この言葉の意味合い、単純に捉える、こういった実例をもって説明され、また前例に鑑み、今回は最短でも110関門の打診につながる公算が大きいことが分かるのでは・・・。
陳 満咲杜
▼陳満咲杜と学ぶFX戦略室 無料メルマガ便
FXトレードを一緒に学びませんか?
メールアドレスを入力してお申し込みください。