下落マーケットにおけるイグゾーストギャップについて
今回はイグゾーストギャップについて説明したいと思います。
マーケットがかなりの期間におよぶ下落を続け、その下落幅なものとなっている場合、ギャップは非常に重要な意味を持つことになります。
最高値の形成の場合にそうであったように、ギャップは最安値の日に形成されることがあります。マーケットがかなりの期間下落を続けた場合、多くの個人トレーダーは買いを維持し続け、反騰が起こることを期待するでしょう。結局、マーケットは弱いまま、その日の安値で弾けることになります。そして、トレーダー達は買い手仕舞い、損失を被る決心をします。トレーダー達はその翌日の寄り付きで成行の注文を出すでしょう。これにより、大量の新規売りが起こる可能性もあります。この蓄積された売り注文は需要を上回ることになり、価格は前日の安値の下で寄り付いてギャップ(窓)を形成します。
これは数日後に埋められる可能性があり、また、これまで数回にわたってギャップを形成した後で重要な1/2ポイント近くでシグナルデーとなっていたかもしれません。
※「リスクを抑えたトレードの急所、高値形成のシグナル・デーとは!?」についてはこちらをご参照ください。
→ http://bbfx.info/archives/915
もし、あなたがマーケットで売り方に回っていて、こういったギャップを形成した場合、ギャップを形成した日の数ピップス上にストップロス注文を引き下げることが賢明です。
長期におよぶ上昇や下落の後には、常にギャップの形成に注意し、ルールに従うようにすることです。また、長期におよぶ上昇や下落の後には、シグナルデーの形成も注意するようにしてください。価格が上昇に向かい、高値も安値も毎日連続で切り上げているか、価格が下落に向かい、高値も安値も毎日連続して切り下げている場合には7日・10日ルールも一考です。
つまり、下落マーケットの場合、連続して下落方向に動く状態が7日間、またはそれ以上連続した場合、ストップロス注文を前日の高値の上に数ピップスずらして設定し、そのストップが執行される場合は途転買いポジションを保有するという手法も有効ででしょう。
fxschool.jp 準備室 & ファンサイト管理人 村石
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