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ドル円 ピンバーとフォールス・ブレイクアウトが示す存在感

今回の記事は3月28日に配信したブルベアFX通信のドル/円レポートを公開したいと思う。

ピンバー形成から反発したものの、「フェイク・ブレイクアウト」を伴って、「フォールス・ブレイクアウト」のサイン、メインレジスタンスゾーンが示す今後の展開を含め確認していただきたい。

 

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ドル
/円   日足

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アナリシス:先週切返し、円高トレンドにおけるスピード調整、なお継続中であることを示唆。米FRB幹部による利上げ示唆やイースター休暇前のポジション調整が見られ、先週ドルの買戻しにつながった模様。従って、円高トレンドへの復帰、何等かの材料なしでは後ずれの可能性が大きく、今週も戻りの限界を探るでしょう。もっとも、昨年8月安値115.90割れをもって日足における「ヘッド&ショルダーズ」といったフォーメーション成立をもたらし、同ターゲットの105/106円台へ進む、といったメイントレンドは不変、円高トレンドにおけるスピード調整があっても限定的で、2月中旬から継続されてきた保ち合いも先々週の安値更新をもって下放れを果たしたと見る。

従って、先々週高値の114.13を突破できない限り、リバウンドが限定される見通し。もっとも、中期スパンにおいてのメインレジスタンスゾーン、115関門~115円後半に位置する、といった判断は維持され、115円は所謂「黒田防衛ライン」だったので、同ラインの下放れをもって元の支持ラインが抵抗ラインとして役割が転換、また昨年8月安値115.90は前記「ヘッド&ショルダーズ」の「ネックライン」の位置を果たした上、同8月24日の罫線(ピンバー)と1月20日罫線が示していた「フォールス・ブレイクアウト」のサインと共に、メインレジスタンスゾーンとしての存在感を発揮、仮に114.13のブレイがあっても116大台回復するには容易ではない。

換言すれば、114円台前半の再打診をもって変動レンジの上方シフトがあっても上値が限定され、頭重い状況は変わらず、同値動きがあれば、寧ろ円買い好機と見られる。半面、日足では17日の日足を「母線」とする「インサイド」(はらみ)の上放れが確認され、頭打ちがあってもベアトレンドへ復帰するには時間がかかる見通し、メインターゲット(105/106)打診も後ずれになる。いずれにせよ、目先のドル買戻し、スピード調整の一環と見做すこと、また同調整が長ければ長いほどその後の下落モメンタムを強化することは確かなので、戻りの限界を測り、再度ショートタイミングを狙えるかどうかはこれからの課題、今週こそ好機か。

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予想レンジ:111.50~114.60

メインストラテジー:レンジ取引&戻り売り

 

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陳 満咲杜



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