相関性と世界景気後退をもたらす要因
世界中のトレーダー、原油市場の動向にこれほど注意を払った時期はない。というのは、原油と世界株式市場の相関性が、26年ぶりの高い水準を示しているからだ。
年初から、世界株式市場は揃って暴落、三週間で8兆ドルの時価総額を失った。先導していたのは原油と中国株で、原油安のインパクトがより大きかった。何しろ、上海株の上下に反応するよりも、原油の上下に敏感な値動きを示しているから、世界株式市場のパフォーマンスは原油次第とも言える。
実際、WSJ紙の計算によると、ブレンド原油とS&P500指数の相関性が過去一ヶ月0.97まで上昇、26年ぶりの高い水準に上がったという。この数字、1に近いほど相関性が高いと見られ、0.97はかなり高い水準だと分かる。
高い相関性を示す理由は他ならぬ、中国経済減速が世界景気後退をもたらす懸念だ。原油の供給過剰をずっと心配してきたトレーダーらは今回は需要のほうをかなり真剣に考えるようになったわけだ。
歴史に鑑み、景気後退期ほど原油と株式の相関性が高いことが分かる。2008年リーマンショック時では、同相関が0.8以上に上がったことがある。この意味では、今回は相場はよりパニックな反応を示していると言える。
多くのエコノミストは景気後退の公算が高くないと言っているが、原油と株式の相関性を見る限り、答えは明らかに違っている。市況は如何に。
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